追分だんご本舗
株式会社 追分だんご本舗 | |
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追分だんご本舗 (2010年11月28日撮影) | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒161-0033 東京都新宿区新宿三丁目1番22号 |
座標 | 北緯35度41分25.56秒 東経139度42分18.82秒 / 北緯35.6904333度 東経139.7052278度座標: 北緯35度41分25.56秒 東経139度42分18.82秒 / 北緯35.6904333度 東経139.7052278度 |
閉業日 | 無休 |
正式名称 | 株式会社 追分だんご本舗 |
施設所有者 | 代表取締役社長 藤井俊明 |
店舗数 | 都内1店舗 |
営業時間 | 午前10時 - 午後8時30分 |
駐車台数 | 0台 |
最寄駅 |
新宿三丁目駅 新宿駅 新宿御苑前駅 |
最寄IC | 首都高速初台出入口 |
外部リンク | http://www.oiwakedango.co.jp/index.html |
追分だんご本舗(おいわけだんごほんぽ)は、東京都新宿区新宿三丁目にある和菓子店[1]。団子が新宿銘菓として知られ、古くからの由来を持つ老舗である。全国和菓子協会会員店[2]。
由来
[編集]「追分だんご」の由来は、1455年(康正元年)に太田道灌が江戸城を築城中、武蔵品川の館から武蔵野に鷹狩りに行った帰り道、高井戸で中秋の名月のもとで宴を張っていたところ、土着の名族から手つきの団子が献上され道灌は大いに喜び、その後も団子を所望したといわれる。
のちに高井戸宿が甲州街道の始駅となり、団子屋は柳茶屋と号し茶屋として大いに繁盛した。1698年(元禄11年)、内藤新宿が伝馬の宿駅となり、柳茶屋も新宿追分に移転し「追分だんご」と呼ばれるようになった。
事業所
[編集]株式会社追分だんご本舗(英語: OiwakeDango Co.,Ltd.,)として法人化している[3]。本社所在地は新宿本店と同一。1945年(昭和20年)設立[要出典]。
新宿区下落合1丁目2-11(フジイビル5階)に営業部を置き[4][5]、オンラインショップの運営を行っていたが[4]、2020年(令和2年)10月5日よりオンラインショップは休業している[6]。
店舗
[編集]かつては東京都内に6店舗を有し、百貨店(デパ地下)などに出店していた時期もあった。
2020年時点では新宿本店と、新宿駅西口地下の「メトロ食堂街」に出店していた新宿西口メトロ店の2店舗となっていたが[1]、メトロ食堂街の閉鎖により新宿西口メトロ店が閉店[1]、2020年10月現在は新宿本店のみ営業している[1]。
商品が売り切れた場合は、営業時間内でも閉店時間を繰り上げて閉店する場合がある[1]。
新宿本店
[編集]- 所在地 - 東京都新宿区新宿三丁目1番22号[1]
- 定休日 - 正月三が日(1月1日~3日)
- 営業時間
- 販売:午前10時 - 午後8時30分
- 喫茶:月 - 金曜日 午前11時 - 午後7時、土・日曜日・祝日 午前11時 - 午後8時
- 駐車場 - 無し
新宿西口メトロ店(閉店)
[編集]- 所在地 - 東京都新宿区西新宿一丁目1番2号 メトロ食堂街 地下1階(新宿駅西口地下)
- 定休日 - 1月1日
- 営業時間
- 販売:午前10時 - 午後9時
- 喫茶:午前10時30分 - 午後9時
- 駐車場 - 無し
- 1966年(昭和41年)9月9日[7][8][9][10]のメトロ食堂街オープン時より出店していたが、2020年9月30日のメトロ食堂街閉鎖により閉店[11][12][13]、54年の歴史に終止符を打った[12][13][14][15][16][17][18]。→店舗の詳細については「メトロ食堂街」を参照
商品
[編集]2019年(令和元年)10月1日現在のおしながきより[19]。季節により商品は変更される。
定番商品
[編集]- 追分だんご
- こしあん、白あん、よもぎ(つぶあん・こしあん)、みたらし、ごまたれ、生醤油
- きなこ、のり巻き、のり七味、内藤とうがらし、大人のみたらし(山椒・七味入)、大人の生醤油(山椒・七味入)
- 茶あん、生姜
- 生菓子
- 豆大福、豆餅、あんみつ
季節限定商品
[編集]- 秋
- 栗あんだんご、栗大福、栗あんみつ
- ゆずあんだんご、松茸だんご
- お月見だんご(十三夜・十五夜)
- おはぎ(つぶあん・こしあん・きなこ・ごま)
- 冬
- いちご大福、いちごあんだんご、いちごあんみつ
- 商品ギャラリー
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店頭の豆大福
(2010年11月28日撮影) -
豆大福
(2010年11月28日撮影) -
栗ぜんざいとところてん
(2009年2月19日撮影)
交通アクセス
[編集]- 鉄道
かつては店舗の近くに、京王電気軌道(現:京王電鉄)の初代新宿駅であった「新宿追分駅」が所在した。現在も「新宿追分」停留所があり、新宿区のコミュニティバス「新宿WEバス」や都営バスが停車する。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f “店舗紹介”. 追分だんご本舗. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “全国和菓子協会会員店リンク | 東京都”. 全国和菓子協会. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “追分だんご本舗”. 新宿サーチ. 協同組合 新宿専門店会. 2020年12月22日閲覧。
- ^ a b “追分だんご本舗 オンラインショップ”. ChamaNet. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “株式会社追分だんご本舗 営業部(東京都新宿区下落合)”. Yahoo!ロコ. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “ネットショップ休業のお知らせ”. 追分だんご本舗. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “2016年ニュースリリース|メトロ食堂街開業50周年記念イベントを開催!”. 東京メトロ. 東京地下鉄 (2016年8月25日). 2020年10月1日閲覧。
- ^ “ニュースリリース「メトロ食堂街開業50周年記念イベントを開催!」”. 東京メトロ. 東京地下鉄 (2016年8月25日). 2020年10月1日閲覧。
- ^ “メトロ食堂街開業50周年記念イベントを開催!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 株式会社地下鉄ビルデイング (2016年8月25日). 2020年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月29日閲覧。
- ^ “新宿駅直結「メトロ食堂街」、50周年に向けイベント”. 新宿経済新聞 (2016年4月27日). 2020年10月9日閲覧。
- ^ “メトロ食堂街 ニュース”. 新宿メトロ食堂街. 東京メトロ都市開発. 2020年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月29日閲覧。
- ^ a b “メトロ食堂街、2020年9月30日閉館-新宿駅西口再開発を前に”. 都市商業研究所 (2020年9月30日). 2020年9月29日閲覧。
- ^ a b “新宿駅「メトロ食堂街」9月30日閉館 | RailLab ニュース”. レイルラボ(RailLab) (2020年9月4日). 2020年9月29日閲覧。
- ^ “新宿西口地下の「メトロ食堂街」が9月30日で閉館へ 「ショック」「名店揃いだったのでかなり残念」など惜しむ声も”. ねとらぼ. ITmedia (2020年8月14日). 2020年9月29日閲覧。
- ^ “丸ノ内線新宿駅のメトロ食堂街、9月30日で閉館”. TRAICY(トライシー) (2020年9月23日). 2020年9月29日閲覧。
- ^ “さよならメトロ食堂街、半世紀の歴史に幕 東京・新宿駅西口” (jp). 毎日新聞. (2020年9月30日). オリジナルの2020年10月9日時点におけるアーカイブ。 2020年10月9日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2020年9月30日). “さよなら新宿メトロ食堂街 (1) 墨繪 ~行列のできるパンが人気の洋食店~”. NHK首都圏ネットワーク「ちかさとナビ」. 2020年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月9日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2020年9月30日). “さよなら新宿メトロ食堂街 (2) タカノフルーツパーラー ~フルーツパフェに見る半世紀~”. NHK首都圏ネットワーク「ちかさとナビ」. 2020年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月9日閲覧。
- ^ a b 商品案内 追分だんご本舗、2019年10月1日、2020年12月21日閲覧。
参考文献
[編集]- 藤井藤エ門著『花よりだんご』追分だんご本舗、1985年9月、国立国会図書館蔵書
- 『追分だんご (デジタル大辞泉プラス) 』「東京都新宿区、追分だんご本舗が製造・販売する銘菓 新粉を使った団子を串に刺したもの」国立国会図書館参考情報