退化の改新
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『退化の改新 Now It Can Be Told: DEVO at the Palace 12/9/88』 | ||||
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ディーヴォ の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
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ジャンル |
テクノ ニューウェーブ | |||
時間 | ||||
レーベル | アルファレコード/エニグマ・レコード | |||
プロデュース | ディーヴォ | |||
ディーヴォ アルバム 年表 | ||||
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『退化の改新』(Now It Can Be Told: DEVO at the Palace 12/9/88)は、アメリカのロックバンド、ディーヴォ(DEVO)が1988年12月9日にハリウッドThe Palaceで開催した公演の模様を収めたライブ・アルバム。1989年8月25日に、アルファレコード/ENIGMA RECORDよりリリースされた。
背景
[編集]1988年12月9日にハリウッドThe Palaceで行われたディーヴォのライヴの模様が収録されている。ライヴではアルバム『トータル・ディーヴォ』に収録されている楽曲も披露したが、CD化にあたり「Pity You」、「Beautiful World」の2曲はカットされている。ライブのミキシングはBiff Dawesが担当した。また、音源化にあたりメンバーであるジェラルド・キャセール、ボブ・マザーズボウがミキシングを担当した。
批評
[編集]専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
All Music | 肯定的 |
CDジャーナル | 否定的 |
- 音楽情報サイト『CDジャーナル』では、ライヴの模様に関して「かつてのテクノ・サウンドの意義を認めるのに吝かではないものの、今こういう音を改めて聴かされてもねえ」と評価し、サウンドに関しては「クールと言われりゃそれまでだが、全編熱のない事夥しく、観客がどうして盛り上がるのかはまったくもって理解不能」と否定的に評価している。
収録曲
[編集]全編曲: DEVO。 | ||||
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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1. | 「Jocko Homo (acoustic version)」 | Mark Mothersbaugh | Mark Mothersbaugh | |
2. | 「It Doesn't Matter to Me」 | Mark Mothersbaugh | ||
3. | 「Going Under」 | Mark Mothersbaugh、Gerald Casale | Mark Mothersbaugh、Gerald Casale | |
4. | 「Working in a Coal Mine」 | Allen Toussaint | Allen Toussaint | |
5. | 「Happy Guy」 | Mark Mothersbaugh、Gerald Casale | ||
6. | 「That’s Good」 | Mark Mothersbaugh、Gerald Casale | ||
7. | 「Jerkin' Back 'n' Forth」 | Mark Mothersbaugh、Gerald Casale | ||
8. | 「Girl U Want」 | Mark Mothersbaugh、Gerald Casale | ||
9. | 「Whip It」 | Mark Mothersbaugh、Gerald Casale | ||
10. | 「Baby Doll」 | Mark Mothersbaugh、Gerald Casale | ||
11. | 「(I Can't Get No) Satisfaction」 | Mick Jagger、Keith Richards | Mick Jagger、Keith Richards | |
12. | 「Uncontrollable Urge」 | Mark Mothersbaugh | ||
13. | 「Gut Feeling」 | Mark Mothersbaugh、Bob Mothersbaugh | ||
14. | 「Gates of Steel」 | Mark Mothersbaugh、Gerald Casale | ||
15. | 「Somewhere With Devo (Suite includes〜SHOUT、Disco Dancer)」 |
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合計時間: |
曲解説
[編集]- JOCKO HOMO (acoustic version)
- アルバム『頽廃的美学論 (Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!)』より。
- アコースティックギターを用いた遅めのバージョンで演奏されている。
- IT DOESN'T METTER TO ME
- 本ライブ時のオリジナル曲。
- 後年に発表されたベスト『Pioneers Who Got Scalped: The Anthology』に収録された。
- GOING UNDER
- アルバム『ニュー・トラディショナリスツ』より。
- 原曲とは若干遅いテンポのアレンジで演奏された。
- WORKING IN THE COAL MINE
- アルバム『ニュー・トラディショナリスツ』より。
- アラン・トゥーサンの楽曲のカヴァー。
- HAPPY GUY
- アルバム『トータル・ディーヴォ』より。
- THAT’S GOOD
- アルバム『オー・ノー!イッツ・ディーヴォ』より。
- JERKIN'BACK’N’FORCE
- アルバム『ニュー・トラディショナリスツ』より。
- GIRL U WANT
- アルバム『欲望心理学』より。
- WHIP IT!
- アルバム『欲望心理学』より。
- BABY DOLL
- アルバム『トータル・ディーヴォ』より。
- (I CAN'T GET NO) SATISFACTION
- アルバム『頽廃的美学論 (Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!)』より。
- UNCONTROLLABLE URGE
- アルバム『頽廃的美学論 (Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!)』より。
- GUT FEELING
- アルバム『頽廃的美学論 (Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!)』より。
- GATES OF STEEL
- アルバム『欲望心理学』より。
- SOMEWHERE WITH DEVO〜SHOUT and DISCO DANCER
- 「SHOUT」はアルバム『シャウト』、「DISCO DANCER」はアルバム『トータル・ディーヴォ』より。(シングル『Disco Dancer』のバージョンで披露された。)
- 2曲に挟まれる形で演奏される『SOMEWHERE」は、ミュージカル映画「ウエスト・サイド物語」の楽曲カヴァー。
参加ミュージシャン
[編集]- DEVO
- マーク・マザーズボウ
- ジェラルド・キャセール
- ボブ・マザーズボウ
- ボブ・キャセール
- ディビッド・ケンドリック
- BIFF DAWES - スペシャル・オーディオ・エフェクト
リリース履歴
[編集]本稿では日本リリース盤のみの履歴とする。
No. | 日付 | 国名 | レーベル | 規格 | 規格品番 | 最高順位 | 備考 |
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1 | 1989年8月25日 | 日本 | アルファレコード/ENIGMA | CD | 29B2-51 | 初回限定生産 |