連射王
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『連射王』(れんしゃおう)は川上稔の小説。上下巻構成となっている。2007年1月、メディアワークスより発行。
概要
[編集]主にライトノベルを執筆する川上稔が、初めて挑戦した一般文芸作品である。
シューティングゲーム (STG) および、STGに挑戦するゲーマーを題材としている。都市世界における『FORTHシリーズ』と銘打たれているが、2007年現在同シリーズを構成する唯一の作品である。
この作品は元々、川上のサイト上でWeb小説として不定期に連載されていたものを改稿し、大幅に書き下ろしを加えて出版したものである。そのため作品前半部の文体は中・後半の文体とやや異なり、非常に短い一文を羅列した形式になっている。
あらすじ
[編集]「俺って何かに本気になれるのかな……」
高校生活を卒業し、それぞれの道を選択して歩み始める者達。進学する者、就職する者、現実を見据える者、夢に突き進む者。
新たな自分の可能性を目指す級友達の中で、何に対しても本気で向き合えない主人公・高村コウは一人取り残される。
希望などない自分。目標などない自分。彼は急激に変化していく環境の中で、自身の立ち居地を見失いかけていた。
そんな中彼はある一人の人物との出会いから、「自分の本気」を模索する道を歩み始める。あるかどうか分からない、自分の中にいまだ秘めた“資質”。果たして、自分自身の本質はどこにあるのか?それは射撃ボタンだけが知っている……。
「――敢えて問いますが、君は、ゲームが好きですか?」
登場人物
[編集]- 高村コウ
- 野球部に所属する高校3年。
登場するゲーム
[編集]- 大連射
Web小説時代
[編集]サイト掲載時のタイトル
[編集]- 第一章『達人(タツジン)』
- 第一節「ゲーセン」
- 第二節「不可解」
- 第三節「バカ」