連弾 (映画)
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『連弾』(れんだん)は、竹中直人監督による2001年3月31日公開の日本映画。ベルリン国際映画祭フォーラム部門出品作品。
城戸賞受賞脚本をもとに撮られた。脚本の原題は『連弾・デュオ』。映画よりシリアスな味わいのものであった。「損得感情」「わたしの持ち味」「7月16日のラララ」など、さまざまな独創的な鼻歌が、作中人物によって口ずさまれた。
母と娘が、和室の畳の上に置かれたグランドピアノで連弾する、というユニークなシーンが印象的である[誰?]。
ストーリー
[編集]親の財産を引き継ぎ外で働かずに主夫業に従事する夫と、エリート社員の妻がいる。妻の年下同僚との浮気が原因で、夫婦は別居。子供たちは、夫の家に残る。妻と娘は、連弾の発表会を控えて練習中でもあり、娘は色男のピアノ教師に片思いである。そして、とうとう離婚の日がやってきて……
キャスト
[編集]- 佐々木正太郎:竹中直人
- 佐々木(戸倉)美奈子:天海祐希
- 谷村正樹:及川光博
- 大沢三雄:北村一輝
- 佐々木真理:冨貴塚桂香
- 佐々木徹:蓑輪裕太
- 女弁護士:片桐はいり
- 長井チヅル:佐藤康恵
- 上原律子:松尾れい子
- 大沢夫人:鈴木砂羽
- 森修一:曽根英樹
- 砥部ヒロシ:溝口遊人
- タクシー運転手(慕手徹):岩松了
- セクシー娘の恋人:塚本晋也
- 社員食堂のコック:松岡錠司
- ラーメン屋の店主:半海一晃
- 職人:岩田丸
- 現場監督:羽田真
- 現場監督助手:清田正浩
- 中年の婦人:宮田早苗
- レンタルビデオの店員:佐藤誓
- ラーメン屋の店員:矢沢幸治
- ラーメン屋の客:津田寛治、田中要次、ジーコ内山、市川達也
- 引越作業員:出光秀一郎、渋谷拓生、井上都紀、奥野晋
- 調律師:石川真希
- ホテルの隣室の男:宮城聰
- セクシー娘:有賀美穂
- ストーカー:井口昇
スタッフ
[編集]- 製作者:宮島秀司、原田俊明、大塚康高、石川富康、高野力
- 企画:森江宏、中沢敏明
- プロデューサー:間瀬泰宏、濱名一哉、関根康
- 脚本:経塚丸雄
- 撮影:佐々木原保志
- 編集:奥原好幸
- 主題曲:「ハンガリア舞曲 第1番」 ブラームス
- 製作:松竹、東京放送、博報堂、衛星劇場、IMAGICA、セディックインターナショナル
関連書籍
[編集]『竹中直人(キネ旬ムック 期待の映像作家シリーズ)』……(忌野清志郎 ・責任編集):この映画の公開の頃に作られた本。竹中作品全般が特集されているが、当時最新作だった『連弾』の話題が一番多い。