進十六
表示
進 十六(しん そろく、1844年1月21日(天保14年12月2日[1]) - 1928年(昭和3年)5月16日[1])は、幕末の長州藩士。明治時代の司法官。行政裁判所評定官。錦鶏間祗候。通称は吉太郎、美禰介、号は竜城[1]。
経歴
[編集]長州藩士[1]。藩校明倫館に学び、有備館舎長となる[1]。のち明倫兵学校で兵学を講義する[1]。戊辰戦争に従軍した[1]。維新後は、名古屋地方裁判所長を経て、行政裁判所評定官となった[1]。ほか、文官普通試験文官普通懲戒委員長を務めた[2]。のち錦鶏間祗候を仰せ付けられた。 墓所は青山霊園立山墓地。
親族
[編集]- 長男:進経太(工学博士、技術者、石川島造船所重役)[3][4]
- 娘婿:得能通昌(二女ヨシ夫、貴族院議員)[5] 薩摩藩士で初代大蔵省印刷局長得能良介の子。
- 娘婿:箕作元八(三女ミツ夫、歴史学者)[6]
津山藩士で蘭学者の箕作秋坪の子。 - 娘婿:斯波忠三郎(女クマ夫、男爵)[3]
加賀藩家老の津田正邦、後の男爵斯波蕃の子。 - 孫婿:松岡洋右 (外務大臣) [1]
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i 上田ほか 2001, 987頁.
- ^ 人事興信所 1903, 1079頁.
- ^ a b 人事興信所 1928, シ116頁.
- ^ 『学界異聞』大塚虎雄、先進社、1931年、p146
- ^ 人事興信所 1903, 226頁.
- ^ 人事興信所 1915, み46頁.
参考文献
[編集]- 人事興信所 編『人事興信録 初版』人事興信所、1903年 。
- 人事興信所 編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年 。
- 人事興信所 編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年 。
- 上田正昭ほか 監修『講談社日本人名大辞典』講談社、2001年。ISBN 4062108496。