進歩党 (グリーンランド)
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進歩党 Siumut | |
---|---|
党首 | エリック・イェンセン |
成立年月日 | 1977年7月29日 |
本部所在地 | ヌーク |
ランスティング |
10 / 31 (32%) |
フォルケティング |
1 / 2 (50%) |
政治的思想・立場 |
中道左派 社会民主主義 左翼ナショナリズム グリーンランド独立 |
国際組織 | 社会主義インターナショナル |
公式サイト | SIUMUT |
進歩党(しんぽとう、グリーンランド語: Siumut)は、グリーンランドの政党[1]。2013年3月12日の総選挙で14議席を獲得、当時の党首アレカ・ハモンドが女性としては初のグリーンランドの首相に就任した[2]。
2014年9月、ハモンド首相による公的資金の不正支出が発覚し[3]、同氏は首相および進歩党の党首を辞任した[4]。これに伴い、同党で閣僚を務めていたキム・キールセンが新たに党首および首相に就任したものの、連立与党の連帯党が連立を一方的に解消、新たな選挙の実施を要求した為、解散総選挙が行われた。選挙の結果、先述のスキャンダルや、進歩党に所属していたハンス・エノクセン元首相が率いるグループが離党し新党(ナレラク党)を結成[5]したことなどが影響し、3議席を失った。
キム・キールセン政権の押し進めるレアアース採掘計画には賛成の立場を取っていたが野党からは環境汚染などの懸念から反対の声が挙がり、この計画が争点となった[6]2021年4月6日執行の総選挙では10議席にとどまり、計画反対派のイヌイット友愛党(12議席)に続く第2党となった。同じく計画に反対のナレラク党の4議席とあわせ反対派が議会過半数を占めることとなり、採掘計画は凍結される見通しとなったほか、進歩党は少数政党との連立を余儀なくされることとなった[7][8]。
保護国デンマークの議会(フォルケティング)に設けられているグリーンランド議席2議席のうち、1議席を確保している。社会主義インターナショナル加盟政党である[9]。
脚注
[編集]- ^ GreenlandEncyclopedia Britannica(2013年8月14日閲覧)
- ^ Mining proponents win Greenland election.AP通信(2013年3月13日)2013年8月14日閲覧
- ^ Greenland’s premier caught up in financial scandalThe Copenhagen Post(2014年9月29日)2015年6月30日閲覧
- ^ Greenland calls election amid expenses scandalThe Local Denmark(2014年10月1日)2015年6月30日閲覧
- ^ Tidligere landsstyreformand Enoksen stifter nyt partiInformation(2015年6月30日閲覧)
- ^ “レアアース採掘争点 グリーンランド総選挙 中国企業関与に欧米警戒”. 産経新聞. (2021年4月6日) 2021年4月7日閲覧。
- ^ “FAKTA: Minemodstander-partier får flertal i Grønland”. Kristeligt Dagblad. (2021年4月7日) 2021年4月7日閲覧。
- ^ “レアアース採掘反対の野党勝利 グリーンランド自治議会選”. AFPBB News. フランス通信社. (2021年4月7日) 2021年4月7日閲覧。
- ^ MEMBER PARTIES of the SOCIALIST INTERNATIONAL.社会主義インターナショナル(2013年8月14日閲覧)