過マンガン酸ナトリウム
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過マンガン酸ナトリウム | |
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マンガン(VII)酸ナトリウム | |
別称 過マンガン酸ナトリウム Sodium permanganate | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 79048-36-5, 10101-50-5(三水和物) |
特性 | |
化学式 | NaMnO4 |
モル質量 | 141.9254 g mol−1 |
外観 | 濃赤紫色結晶 |
密度 | 1.39 g cm−3(三水和物) |
融点 |
170℃(分解、三水和物) |
水への溶解度 | 61.6 g / 100g水溶液 (25℃) |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−1079.14 kJ mol−1(一水和物)[1] |
危険性 | |
Rフレーズ | R8, R34 |
Sフレーズ | S17, S26, S36/37/39, S45 |
引火点 | 不燃性 |
関連する物質 | |
関連物質 | 過マンガン酸カリウム マンガン酸ナトリウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
過マンガン酸ナトリウム(かマンガンさんナトリウム)は、ナトリウムの過マンガン酸塩で、強い酸化力を有する物質である。
生成
[編集]二酸化マンガンと水酸化ナトリウムを酸化剤である硝酸ナトリウムと共に融解して粗製マンガン酸ナトリウムを得る。
このマンガン酸ナトリウムは中性および酸性水溶液中では不均化して過マンガン酸ナトリウムに変化し二酸化マンガンを沈殿する。
またはマンガン酸ナトリウム水溶液を塩素で酸化しても過マンガン酸ナトリウムが得られる[2]。
過マンガン酸銀および塩化ナトリウム水溶液の複分解でも水溶液が得られる。
性質
[編集]黒紫色(光の当り方によっては黒緑色)の結晶であり、水に易溶で潮解性をもつ。
水溶液からは33.7℃以下では三水和物 、それ以上では一水和物 を析出し[3]、水和物を脱水して無水物をつくることは困難であり、加熱によって170℃で酸素を発生して分解する[2]。
その他化学的性質は、水に対する溶解度が大きいことを除いては過マンガン酸カリウムとほぼ同じである。
参考文献
[編集]外部リンク
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