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道の駅十和田湖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
十和田湖
ひめますの郷・和井内
所在地
018-5511
十和田湖字生出1番地2
座標 北緯40度25分04秒 東経140度51分27秒 / 北緯40.417811度 東経140.857539度 / 40.417811; 140.857539座標: 北緯40度25分04秒 東経140度51分27秒 / 北緯40.417811度 東経140.857539度 / 40.417811; 140.857539
登録路線 国道454号
登録回 第60回 (05034)
登録日 2024年2月16日[1]
開駅日 2024年10月12日[2][1][3]
外部リンク
地図
テンプレート プロジェクト道の駅

道の駅十和田湖 (みちのえき とわだこ)は、秋田県鹿角郡小坂町にある国道454号道の駅。愛称はひめますの郷・和井内(ひめますのさと わいない)[4][5]

概要

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秋田県内で34か所目、小坂町の道の駅としては道の駅こさか七滝以来2か所目の道の駅[6][7]十和田湖の南側湖畔、国道103号国道454号が交わる和井内交差点付近に位置する[8][7]。また、国立公園である十和田湖畔への秋田県側からの入口に当たる地に位置しており、秋田・青森両県の十和田観光の拠点施設として整備された[8][1][7]

十和田湖観光振興センターのほか[8]、町の特産であるヒメマスを紹介するスペースや[9]、隣接する緑地公園、湖畔を眺望できる屋外テラスなどが特徴[1]

敷地面積は18,100 m2[1][7]。建物本体は木造平屋建てで、床面積約753 m2[7]2020年令和2年)に建設工事に着工し[10]2021年(令和3年)3月竣工[7]。当初の開駅は、2023年(令和5年)10月を予定していたが[8]、町が特別名勝などに指定された十和田湖畔での工事の際に必要な文化庁への申請を行っていなかったため駐車場工事に遅れが生じ、2024年(令和6年)に延期された[3][11]。その後、文化庁への許可申請が済まされ、工事が進められた[11]

道の駅前には「十和田湖畔に和井内貞行の銅像を建てる会」が制作した和井内貞行とカツ夫人の銅像が建立され、2024年9月21日にお清め式が行われた[12][13]。和井内貞行は秋田県十和田湖開発の先駆者であり、十和田湖開発の父と称される[12][13]

一度は延期になったものの、その後は予定通りに2024年10月12日に開駅した[5]

歴史

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町では観光施策の重点プロジェクトとして「十和田湖観光の振興」に取り組んでおり、その中の「十和田湖和井内エリア整備事業」において道の駅への登録を目指した観光拠点施設の整備を行うことになった[4]

  • 2020年(令和2年) - 着工[10]
  • 2021年(令和3年)3月 - 建物本体が竣工[7]
  • 2024年(令和6年)
    • 2月16日 - 国土交通省より道の駅第60回登録において、「道の駅十和田湖」として登録[1][7][6]
    • 3月24日 - 小坂町指定管理者選定委員会を開催し、十和田湖観光振興センターの指定管理者を3社の応募の中から鹿印合同会社を選定[4]
    • 4月5日 - 愛称が「ひめますの郷・和井内」に決定[4]
    • 10月10日 - 竣工式、和井内・妻カツ銅像の除幕式を挙行[14]
    • 10月12日 - 開駅[5]

施設

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  • 駐車場 87台
  • トイレ 16器
  • 情報提供・休憩施設
  • 十和田湖観光振興センター
  • ベビーコーナー
  • 非常用電源
  • 貯水槽
  • 公衆無線LAN
  • 物販施設
  • 飲食施設
  • 展示室
  • シャワー室
  • 屋外テラス
  • 緑地公園
  • EV充電施設

アクセス

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脚注

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  1. ^ a b c d e f 「道の駅」の第58回登録について 〜今回4駅が登録され、全国で1,213駅となります〜” (PDF). 国土交通省道路局 (2024年2月16日). 2023年2月17日閲覧。
  2. ^ 「道の駅十和田湖」のオープンについて”. 小坂町 (2024年6月14日). 2024年6月23日閲覧。
  3. ^ a b 道の駅「十和田湖」登録国交省発表 小坂町2カ所目 年内のオープン目指す” (PDF). 国土交通省道路局 (2024年2月17日). 2023年2月17日閲覧。
  4. ^ a b c d 令和5年4月5日 定例記者会見”. 小坂町 (2024年4月5日). 2024年10月6日閲覧。
  5. ^ a b c 「道の駅十和田湖」オープン レストランは十和田湖一望の見晴らし」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年10月12日。2024年10月6日閲覧。
  6. ^ a b 「十和田湖」道の駅に登録、小坂町に今秋開業 秋田県内34カ所目」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年2月17日。オリジナルの2024年2月17日時点におけるアーカイブ。2024年10月6日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h 道の駅「十和田湖」登録国交省発表 小坂町で2カ所目 年内のオープン目指す」『北鹿新聞』北鹿新聞社、2024年2月17日。オリジナルの2024年2月17日時点におけるアーカイブ。2024年10月6日閲覧。
  8. ^ a b c d 小坂町、新「道の駅」の指定管理者を募集 観光振興センター10月開設」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2023年2月2日。オリジナルの2022年2月3日時点におけるアーカイブ。2024年10月6日閲覧。
  9. ^ 十和田湖の道の駅、12日にオープン 小坂町”. 鹿角きりたんぽFM (2024年10月1日). 2024年10月6日閲覧。
  10. ^ a b 十和田湖和井内地区に「道の駅」 23年オープンへ建設始動」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2023年2月2日。オリジナルの2020年5月31日時点におけるアーカイブ。2024年10月6日閲覧。
  11. ^ a b 十和田湖畔「道の駅」国に登録 ことし秋オープンへ 小坂町”. 秋田 NEWS WEB. NHK (2024年4月24日). 2024年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月6日閲覧。
  12. ^ a b 十和田湖開発の父・和井内貞行の銅像公開 小坂町、今秋開業の道の駅に設置」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年2月25日。オリジナルの2024年2月25日時点におけるアーカイブ。2024年10月6日閲覧。
  13. ^ a b 和井内貞行像の建立祝う、道の駅十和田湖 関係者「業績を後世に」」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年9月22日。オリジナルの2024年9月22日時点におけるアーカイブ。2024年10月6日閲覧。
  14. ^ 小坂町・道の駅十和田湖、12日にオープン 和井内貞行のひ孫・佐竹知事も式典参加」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年10月10日。2024年10月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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