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遠山一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

遠山 一郎(とおやま いちろう、1937年 - )は、日本の言語学者ラテン語専攻。専門は「ラテン語動詞論」「ラテン語の語順」「THEMA-RHEMA」。早稲田大学文学学術院名誉教授。日仏ギリシア・ローマ学会会長。

遠山 一郎とうやま いちろう
人物情報
生誕 1937年(86 - 87歳)
日本の旗 日本東京府
国籍 日本の旗 日本
出身校 早稲田大学文学部
早稲田大学大学院文学研究科
学問
研究分野 ラテン語学
研究機関 早稲田大学
学位 文学修士(早稲田大学)
学会 日仏ギリシア・ローマ学会
日本フランス語学会
日本フランス語教育学会
日本フランス文学会
日本ロマンス語学会
日本言語学会
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来歴

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東京生れ(祖先は信州伊那遠山郷出身)。 若年よりフランス詩文の研鑽を重ね、1960年「ステファヌ・マラルメについて」の卒業論文をもって早稲田大学文学部仏文学科卒業、1969年「ラテン語の動詞組織について」の修士論文をもって早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1978年早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。1970年 - 1978年パリ第Ⅳ大学-ソルボンヌラテン語研究科フランス政府給費留学生)に在籍。ジャン・コラールギー・セルバ両教授の許でラテン語学を研究する。帰国後、早稲田大学文学部仏文学科に教授として招聘、同大学文学学術院教授となり、2007年3月定年退職。

著作

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  • ロマンス語学年表 1985年
  • 公開講座・ロマンス語 1992年

翻訳

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ジャクリーヌ・ダンジェル『ラテン語の歴史』高田大介共訳. 白水社 (文庫クセジュ) 2001.9

論文

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  • ラテン語動詞前接辞について:habereと分詞-to-の機能 [Rôle du préverve latin dans l'expression de havere avec participe en -to-] 1978年
  • ラテン語完了迂言法の発達 Ⅰ/Ⅱ 1978年 - 1979年
  • フランス語の動詞前接辞 com-について 1986年
  • ラテン語動詞前接辞 com-について [Préverve latin com-] 1991年
  • ラテン語動詞前接辞 com- (プラウトゥスにおける~) 1992年
  • 与格の三つの意味価について  1995年
  • Jules MAROUZEAU (研究社「英語学人名辞典」辞書項目) 1995年
  • ラテン語の語順について [Sur l'ordre des mots en latin]   2002年
  • ラテン語と日本語の対照言語学からみたラテン語の語順[Sur l'ordre des mots en latin-Etude de linguistique contrasive latin/japonais] 2003年
  • ラテン語動詞組織における mihi videor の言語表現 [Le tour mihi uideor:sa position dans la système verbal latin] 2006年
  • ラテン語動詞組織における mihi videor (je crois)の地位 [Le tour mihi uideor "je crois" :sa position dans la système verbal latin] 2007年

脚注

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外部リンク

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