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遠藤雄介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
遠藤 雄介
基本情報
本名 遠藤 雄介
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1983-02-03) 1983年2月3日(41歳)
出身地 静岡県富士宮市
所属 木口ワークアウトスタジオ
→GOKITA GYM
→総合格闘技 心技舘
身長 173cm
体重 70kg
階級 ライト級
バックボーン 柔道サンボ
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遠藤 雄介(えんどう ゆうすけ、1983年2月3日 - )は、日本男性総合格闘家静岡県富士宮市出身。総合格闘技 心技舘主宰。元修斗環太平洋ライト級王者[1]

来歴

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7歳の頃より柔道を始めた。またサンボでは2001年2002年に全日本サンボ選手権エスポワール(17-18歳)の部74kg級で2連覇を達成している[2]2003年には東日本アマチュア修斗選手権に出場、ウェルター級(-70kg)で準優勝を果たした。

2003年5月1日、DEMOLITIONでプロ総合格闘技デビュー。関直喜と1-1の判定ドローとなった[3]

2004年修斗に初参戦し、新人王トーナメントに出場。1回戦では橋本平馬に、準決勝は服部謙一にそれぞれ判定勝ちを収めた。11月12日の決勝では内村世己のタックルを切り上のポジションからパウンドを浴びせ失神TKO勝ちを収め、ウェルター級新人王を獲得した[4]

2005年12月17日、天突頑丈と対戦し、判定負けを喫しプロ初黒星を喫した[5]

2006年4月1日、D.O.G. Vに参戦し吉田幸治と対戦。遠藤のリードで迎えた3R4分過ぎ、吉田が腕ひしぎ十字固めの体勢に入ったところで遠藤がタップしたと勘違いされ、誤って試合終了のブザーが鳴らされた。協議の結果、同じ体勢からの再開が不可能なため3R最初からやり直しとなり、ポジショニングに勝った遠藤が判定勝ちを収めた[6]。7月21日の修斗ではクレイ・グイダと対戦、三角絞めの体勢で持ち上げられると腕ひしぎ十字固めに移行し一本勝ちを収めた[7]

2007年2月17日、天突頑丈と再戦、判定勝ちでリベンジを果たした。11月8日には中蔵隆志の持つ環太平洋ウェルター級王座に挑戦するも、序盤にフックでダウンを奪われ、その後も寝技で主導権を握られたまま試合終了、ジャッジ全員26-30という大差の判定負けで王座獲得に失敗した[8]

2008年7月18日、中蔵の世界王座戴冠により空位となった環太平洋ウェルター級王座を賭け冨樫健一郎と対戦し、冨樫の得意とする打撃をタックルで封じ判定勝ちを収め王座獲得に成功した[9]

2009年1月18日、修斗で朴光哲と対戦し、判定0-1で引き分けた[10]。5月10日の修斗20周年記念大会では南米大陸ウェルター級王者のヴィリアミー・チケリムと対戦し、チケリムのフロントスリーパーホールドに1ラウンド5分ジャストでのギブアップ一本負けとなった[11]。9月22日に環太平洋王座の初防衛戦で朴とリマッチを行い、スリーパーホールドで一本勝ちを収め初防衛に成功した[12]

2010年5月30日、修斗世界ウェルター級チャンピオンシップで王者ヴィラミー・シケリムに挑戦し、1-2の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[13]

2010年9月6日、世界王座獲得に専念するため、環太平洋ウェルター級王座を返上した[14]

2011年1月10日、修斗で杉江"アマゾン"大輔と対戦し、2-0の判定勝ちを収めた[15]

2011年3月27日、所属するGOKITA GYMのオフィシャルブログにて、網膜剥離のため総合格闘技から引退することが発表された[16]

戦績

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総合格闘技

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総合格闘技 戦績
20 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
14 2 3 9 0 2 0
4 0 1 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
杉江"アマゾン"大輔 5分3R終了 判定2-0 修斗 SHOOTOR'S LEGACY 01 2011年1月10日
× ヴィラミー・シケリム 5分3R終了 判定1-2 修斗 The Way of SHOOTO 03 〜Like a Tiger, Like a Dragon〜
【修斗世界ウェルター級チャンピオンシップ】
2010年5月30日
朴光哲 1R 3:17 スリーパーホールド 修斗 REVOLUTIONARY EXCHANGES 2
【修斗環太平洋ウェルター級チャンピオンシップ】
2009年9月22日
× ヴィリアミー・チケリム 1R 5:00 フロントスリーパーホールド "修斗伝承 ROAD TO 20th ANNIVERSARY FINAL" 2009年5月10日
朴光哲 5分3R終了 判定0-1 "修斗伝承 05" ROAD TO 20th ANNIVERSARY 2009年1月18日
冨樫健一郎 5分3R終了 判定3-0 "修斗伝承 02" ROAD TO 20th ANNIVERSARY
【修斗環太平洋ウェルター級王座決定戦】
2008年7月18日
ビンス・オーティズ 1R 3:34 スリーパーホールド "修斗伝承 01" ROAD TO 20th ANNIVERSARY 2008年5月3日
× 中蔵隆志 5分3R終了 判定0-3 修斗 BACK TO OUR ROOTS 06
【修斗環太平洋ウェルター級チャンピオンシップ】
2007年11月8日
天突頑丈 5分3R終了 判定3-0 修斗 BACK TO OUR ROOTS 01 2007年2月17日
風田陣 5分3R終了 判定3-0 修斗 2006年11月10日
クレイ・グイダ 1R 2:47 腕ひしぎ十字固め 修斗 2006年7月21日
吉田幸治 5分3R終了 判定3-0 D.O.G V 2006年4月1日
ファン・ジュウドン 5分2R終了 判定3-0 MARS in 有明 2006年2月4日
× 天突頑丈 5分3R終了 判定0-3 修斗 2005年12月17日
岡田孔明 1R 1:04 KO(右フック) 修斗 下北沢修斗劇場 第10弾 〜本物は誰だ!〜 2005年2月6日
内村世己 1R 1:42 TKO(パウンド) 修斗 WANNA SHOOTO 2004
【新人王トーナメント ウェルター級 決勝】
2004年11月12日
服部謙一 5分2R終了 判定3-0 修斗
【新人王トーナメント ウェルター級 準決勝】
2004年7月6日
橋本平馬 5分2R終了 判定3-0 修斗
【新人王トーナメント ウェルター級 1回戦】
2004年3月4日
大場裕司 5分2R終了 判定3-0 DEMOLITION 2003年10月25日
関直喜 5分2R終了 判定1-1 DEMOLITION 2003年5月1日

グラップリング

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× 平田直樹 7分1R終了 判定0-3 Level-G PRO
【Level-G PROライト級初代王者決定トーナメント1回戦】
2023年6月11日

獲得タイトル

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  • 全日本サンボ選手権エスポワールの部 74kg級 優勝(2001年)
  • 全日本サンボ選手権エスポワールの部 74kg級 優勝(2002年)
  • 東日本アマチュア修斗選手権ウェルター級 準優勝(2003年)
  • 修斗ウェルター級新人王(2004年)
  • 第4代修斗環太平洋ウェルター級王座(2008年)

脚注

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  1. ^ 当時はウェルター級(-70kg)王座
  2. ^ 日本サンボ連盟による試合結果を参照。
  3. ^ 【DEMOLITION】 5.1 北沢:岡見、長谷川に圧勝。アブダビに弾み BoutReview 2003年5月4日
  4. ^ 【修斗】 11.12 後楽園:松根が初防衛。海外勢全勝 BoutReview 2004年11月26日
  5. ^ 【修斗】 12.17 新宿:バンタム戦線はマモルとBJが勝利 BoutReview 2005年12月28日
  6. ^ 【D.O.G】 4.1 ディファ:遠藤×吉田で3R目やり直し騒動 BoutReview 2006年4月8日
  7. ^ 【修斗】 7.21 後楽園:外薗が新王者に。松根・リオン苦戦 BoutReview 2006年7月24日
  8. ^ 【修斗】 11.8 代々木:光岡、ハンセンに勝利。高谷TKO勝ち BoutReview 2007年11月9日
  9. ^ BJ、マモルを返り討ち。遠藤が環太平洋王者に BoutReview 2008年7月20日
  10. ^ 遠藤ら持ち味発揮できず、メーンとセミでドロー=修斗 小見川の修斗挑戦はドロー、戦極出陣に黄信号? スポーツナビ 2009年1月18日
  11. ^ 五味が復活のTKO勝ち! 世界王者・中蔵を破る ルミナは王者リオンに無念のTKO負け スポーツナビ 2009年5月10日
  12. ^ 遠藤が一本防衛! 朴との因縁再戦制す 山崎無念ベルト届かず、中蔵が王座返上 スポーツナビ 2009年9月22日
  13. ^ 【修斗】日沖がリオンとのライト級頂上決戦を制して世界王者に!ルミナはKO勝利 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年5月30日
  14. ^ 遠藤雄介 環太平洋ウェルター級王座を返上 X-SHOOTO 2010年9月7日
  15. ^ 【修斗】児山佳宏が秒殺勝利で環太平洋王者に!土屋大喜はトニー・ハービーをKO 格闘技ウェブマガジンGBR 2011年1月10日
  16. ^ 遠藤 雄介  引退 まさるのHOUSE! GOKITA-GYMの日々もろもろ。 2011年3月27日

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
中蔵隆志
第4代修斗環太平洋ライト級王者

2008年7月18日 - 2010年9月6日

空位
次タイトル獲得者
児山佳宏