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還元算

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

還元算(かんげんざん)とは、算数文章題において、基にする量を、それに数を掛ける・足す・引くを混合した値から逆算により求めることである。これは数学における1元1次方程式そのものである。

例題

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Aはカードを何枚か持っていたが、その2/3を友達にあげ、その後15枚もらった。さらにその倍になるよう買い足すと50枚となった。Aは初めカードを何枚持っていたか。

解答例

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「倍になるよう買い足す」と50枚になったということは、買い足す前の枚数は

50÷2=25

これは15枚もらった後の枚数なので、その前の枚数は

25-15=10

2/3あげたらこの枚数なので、これは

1 − 2/3 = 1/3

の割合に当たる。 よって、初めの枚数は

10×3 = 30

と分かる。

■答え■ 30枚

1次方程式による表現

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還元算では、求めたい量を定数倍、和・差しかしていないので、1元1次方程式そのものである。上記の例では、求めたい初めの枚数をxとすると

2(x2/3x +15) = 50

となり、これを解くと x = 30 が得られる。

関連項目

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