那覇うみそらトンネル
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那覇うみそらトンネル(なはうみそらトンネル)は、沖縄県那覇市若狭から那覇空港に至る、水底道路トンネル。全長は1140メートルで沈埋部分は724メートル[1]。
2011年8月29日に開通した、沖縄県初の海底トンネルで、自動車専用道路である那覇西道路の一部を成している。本道路を橋梁とした場合には、大型貨物船の航行に備え桁下の空間を大きくとる必要があり、主塔が那覇空港の航空路に支障する可能性があることから、トンネルが採用された[2]。
本トンネルの開通により既存ルートである国道58号明治橋の渋滞が軽減され、那覇空港から国際通りまでの車での所要時間が10分短縮された[3]。制限速度は60 km/hで[4]、水底トンネルのため危険物積載車両は通行禁止となっている。現状は片側2車線であるが、沖縄西海岸道路全通時には3車線に拡幅できるよう準備がなされている[1]。
脚注
[編集]- ^ a b “那覇西道路・海底トンネルが開通”. 沖縄タイムス. (2011年8月29日) 2012年5月15日閲覧。
- ^ “事業概要 - 沖縄うみそらトンネル”. 2020年5月26日閲覧。
- ^ “那覇うみそらトンネル 早くも効果”. 沖縄タイムス. (2011年9月6日) 2012年5月15日閲覧。
- ^ “那覇西道路(那覇うみそらトンネル)の交通方法について”. 沖縄県警察 (2011年9月2日). 2020年5月26日閲覧。