郵便ラッパ
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郵便ラッパは、ラッパの一種。バルブを持たない円柱状の金管楽器である。18世紀から19世紀頃のヨーロッパにて、乗馬による郵便輸送やメールコーチと呼ばれた郵便馬車がその出発到着を知らせるため、用いていた。
日本においては、かつて郵便を扱う人員により猛獣除け、船着き場での連絡用、雪中での位置の連絡用として携帯されていた[1]。
楽器として使用されるものは、管を3周巻いたものとなっている。モーツァルトやマーラーなどが、この楽器を使った曲を作曲している。これらの曲ではオーケストラのトランペット奏者が演奏するのが一般的である。マーラーの交響曲第3番のバンダが、特に有名である。この楽器は現代では珍しくなったため、トランペットやフリューゲルホルンで代用されることもある。
コルネットは郵便ラッパにバルブが追加され、発展したものである。
呼び方
[編集]フランス語ではコルネ・ド・ポスト (cornet de poste)、ドイツ語ではポストホルン (Posthorn)、英語ではポストホーン (post horn) やコーチホーン (coach horn) と呼ばれる。日本で音楽演奏に使用する場合、通常はポストホルンと呼ばれる。
Unicodeへの採用
[編集]Unicode6.0において、Postal Hornの名称で郵便ラッパの絵文字が採用されている。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
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📯 | U+1F4EF |
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📯 📯 |
POSTAL HORN |
郵便ラッパを模したロゴ
[編集]ロゴ画像一覧
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スロベニア郵便
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ウクルポシュタ(ウクライナ)
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en:Poșta Română(ルーマニア)
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en:Post Danmark(デンマーク)
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en:PTT (Turkey)(トルコ)
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Postauto(スイス)