鄭州トロリーバス
鄭州トロリーバス | |
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トロリーバス車両が使用されているB2号線(2022年撮影) | |
基本情報 | |
国 |
中国 河南省 |
所在地 | 鄭州市 |
種類 | トロリーバス(BRT) |
路線網 | 1系統(2023年現在)[1][2][3] |
開業 | 1979年 |
廃止 | 2010年 |
再開 | 2021年(B2号線) |
路線諸元 | |
営業キロ | 12.5 km[2][3] |
鄭州トロリーバス(ていしゅうトロリーバス、中国語: 郑州无轨电车)は、中国の都市・鄭州に路線を有するトロリーバス。2023年時点で営業運転が行われているのは2021年に開通したBRT(バス・ラピッド・トランジット)のB2号線である[2][3]。
歴史
[編集]鄭州における最初のトロリーバスは1979年5月1日に開通した全長12.7 kmの101号線で、上海で製造された連節式トロリーバス車両が20両使用された。続けて1980年には102号線、1984年には103号線、1988年には104号線が開通した他、同年には102号線の一部区間の系統分離が行われ、105号線が設定された。この5つの系統・営業キロ50 km近くの路線網で運行されていた1980年代から1990年代が、鄭州のトロリーバスの最盛期であった。しかし、それ以降は鄭州の発展や路線バス網の拡張により順次トロリーバスは置き換えられていき、2010年1月3日に廃止された104号線をもって、鄭州から一時トロリーバスは姿を消した[1][2][3]。
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廃止前の102号線(2016年撮影)
その後、BRT(鄭州BRT)のうち、高速道路の下部を通る一部区間の電化工事が2019年から始まり、2020年からは同区間を経由する充電池を搭載したトロリーバス車両の試運転が行われた。そして2021年1月1日、B2号線において鄭州における新たなトロリーバスの営業運転が開始されている[2][3][4]。
路線
[編集]2023年現在、トロリーバスの車両を用いた営業運転が行われているB2号線は全長12.5 kmで、西三環状駅(西三环站)→中州大道駅(中州大道站)および中州大道駅→西三環状化学道路(西三环化工路)の間で運行が行われており、一部の駅では他のBRT路線や鄭州地下鉄と接続する。運賃は開通した2021年時点で1元に設定されている[2][3][4]。
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道路の内側(中央部分)に設置されたBRT用の駅に停車するトロリーバス(2021年撮影)
車両
[編集]2023年現在、B2号線で使用されているのはバスメーカーの宇通客車が展開するZK5125Cで、開業に合わせて50両が導入されている。全長12 mのこの車両は架線区間ではポールを用いた集電を行う一方、架線が存在しない区間では充電池(リチウムイオン充電池)に蓄えた電気を用いた走行が可能で、架線がない区間でも100 km以上を充電なしに走る事ができる。また、絶縁型の第二世代DC-DCコンバータを用いる事で車両の安全性が向上している。乗降扉については、BRT区間内に道路の中央部にホームが設置されている箇所(島式ホーム)が存在する事から、他のBRT用バスと同様車体の両側に設置されている[3][4]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 郑州市地方志编纂委员会. 郑州市志 第3分册. 中州古籍出版社. オリジナルの2020-3-21時点におけるアーカイブ。 2023年8月1日閲覧。
- ^ a b c d e f “郑州“大辫子”无轨电车回来啦!(图)”. 手机新浪网 (2021年1月3日). 2023年8月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g “郑州农业快速路无轨电车开始测试,预计年底运营”. 河南日報网 (2021年10月27日). 2023年8月1日閲覧。
- ^ a b c “阔别11年后记忆中的“大辫子”回来了 郑州50台无轨电车重新开通试运营”. 大河网 (2021年1月1日). 2021年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月1日閲覧。