酒井日慈
表示
酒井 日慈 | |
---|---|
1919年(大正8年)5月6日 - 2019年(令和元年)5月28日 | |
法名 | 日慈 |
生地 | 東京市浅草区 |
宗派 | 日蓮宗 |
寺院 |
久遠寺 弘法寺 實相寺 |
酒井 日慈(さかい にちじ、1919年(大正8年)5月6日 - 2019年(令和元年)5月28日)は、日蓮宗の僧侶。日蓮宗第51代管長、大本山池上本門寺第82世貫首。
生涯
[編集]東京市浅草区に生まれる。1941年(昭和16年)に法政大学文学部国文学科を繰り上げ卒業し、学徒出陣で東部101連隊に入隊する。復員後、東京池上の實相寺住職、池上本門寺執事長を経て、1991年(平成3年)に千葉市川の弘法寺貫首、2000年(平成12年)に池上本門寺第82世貫首に晋山、2006年(平成18年)に日蓮宗第51代管長に就任する。また、日蓮宗新聞部長、立正大学法華経文化研究所参与、日蓮宗講学職、日蓮宗布教研修所所長などを歴任。2019年(令和元年)5月28日に死去、100歳。
管長時代には、日蓮聖人の父・妙日尊[要曖昧さ回避]儀第750遠忌、日蓮聖人ご入蔵750年、「立正安国・お題目結縁運動」発願大会、『立正安国論』奏進750年などの宗門法要の大導師を務める。池上本門寺奉職時代の文化部所属時には、現在約1500人が所属する「朗子クラブ」、「池上スポーツクラブ」を立ち上げ、地域の子どもの育成に尽力。また、「僧多聞」のペンネームで著作活動や宗派を超えた「南無の会」を創設する。
著書
[編集]酒井日慈
[編集]- 酒井日慈「今こそ、日蓮聖人に学べ (特集 日蓮のすべて--法華経に生きた生涯とその思想)」『大法輪』第68巻第2号、大法輪閣、2001年2月、56-61頁、NAID 40006555648。
- 『生き生き生きる 極楽を保証されても娑婆がいい』はまの出版、2002
- 『お地蔵さまとわたし―十七人が語る珠玉の仏教』共著 佼成出版社、2003
僧多聞
[編集]- 『こけの一念みせてやれ―思いこんだら命がけの』日新報道、1974
- 『人間大好き』水書坊、1987
- 『浮世ちゃかぽこ』水書坊、1988
- 『小僧の花かんざし』水書坊、1989
- 『シャツを襦袢というところ』水書坊、1993
- 『それでも人間大好き』水書坊、1995
- 『寺の家族』水書坊、1995
- 『風が光る―東京新聞の名コラム「人の居る風景」より』水書坊、1995
- 『縁はいなもの―坊さんが坊さんの小説書いた』水書坊、1998
- 『老鶯の吟唱』 東京図書出版会、2001
- 『僧多聞 柔軟心のすすめ―見えないものを見る』 実業之日本社、2002
- 『舞い舞いカナブン』 東京図書出版会、2005
- 『蓮華草の歌』 水書坊、2006
- 『楽天夢』 新風舎、2006
- 『おっぱい寺』 文芸社、2007
参照
[編集]- 日蓮宗新聞 2019年6月10日号
- 馬場憲一「学徒出陣の記憶とその受容について : 現代学生への記憶伝承とその認識の検証を通して」『現代福祉研究』第19号、法政大学現代福祉学部現代福祉研究編集委員会、2019年3月、5-26頁、doi:10.15002/00021709、ISSN 1346-3349、NAID 120006636289。
- 朝日新聞―日蓮宗第51代管長の酒井日慈さん死去 南無の会を創設
|
|