醒獅勲刀
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醒獅勲刀 | |
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醒獅勳刀(左から三等、一等、二等) | |
中華民国の栄典 | |
種別 | 勲刀 |
資格 | 将官 |
対象 | 最高位の勲章を授与済みの将官 |
歴史・統計 | |
創立 | 1935年6月25日 |
前身 | 九星勲刀 |
授与者 | 中華民国総統 |
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序列 | |
上位 | なし |
下位 | 国光勲章 |
醒獅勲刀(繁体字中国語: 醒獅勳刀)は、中華民国の勲刀であり、軍人に対する栄典としては最高位のものに位置づけられる。最高位の勲章を授与済みの将官が、さらに軍に対し功績を挙げたときに授与される[1]。
1935年6月25日に陸海空軍勲章条例が制定された際に設けられた[1]。これに先立つものとして、1931年11月23日の頒発陸海空軍勲刀規則による九星勲刀が存在している[2]。これは、中級官佐(正、佐官相当)を対象とする一星から特に功績を挙げた上級官佐(監、将官相当)に対する九星までの勲刀である[3]。
刀身には一方に「夷難定功」、他方に「我武維揚」と彫られている[1]。一等から三等までの種別が存在し、その相違は一等が獅子9頭に金と黄の糸による房飾り、二等が獅子7頭に金と藍の糸による房飾り、三等が獅子5頭に金と紅の糸による房飾りによる装飾となる[1]。
制定以来授与例が無く、日本とアメリカでも勲刀が廃止されていることから、2017年に行政院により廃止が提案されている[4]。
出典
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- ^ a b c d “軍職勳章”. 中華民国総統府. 2021年9月5日閲覧。
- ^ “國民政府訓令直轄各機關行政院有關呈據軍政部呈遵令擬訂頒發陸海空軍勳刀規則並圖式條經國務會議決議史國民政府呈請鑒核施行一案經常會決議照公布通令知照”. 国史館 (1931年11月23日). 2021年9月6日閲覧。 直接リンクができなかったため、文書名にて要検索。
- ^ “行政院呈國民政府為據軍事委員會呈遵令擬訂頒發陸海空軍勳刀規則並圖式一案經國務會議決議轉呈國民政府呈請鑒核施行”. 国史館 (1931年10月30日). 2021年9月6日閲覧。 直接リンクができなかったため、文書名にて要検索。
- ^ “行政院會通過「陸海空軍勳賞條例」修正草案”. 行政院 (2017年10月19日). 2021年9月5日閲覧。