重嬰ロ

重嬰ロ

各言語での名称
英語	B-double-sharp
独語	Hisis
仏語	Si double dièse
伊語	Si doppio diesis
異名同音
嬰ハ・変ニ
音階上の位置

重嬰ロ（じゅうえいロ）は西洋音楽の音名のひとつ。ロの楽譜上の位置を変えずに半音上げた嬰ロからさらに半音（ロの楽譜上の位置を変えずに全音）上げた音であり、楽譜ではロに（重嬰記号）を付けて表す。各調の中で、この音を音階の中に含む調はない。

各オクターブの重嬰ロ

オクターブ表記				周波数	MIDI Note No.	譜例	備考
国際式	英式	独式	日本式
B-2	B4	Hisis4	下四点重嬰ろ	8.66195722Hz	1
B-1	B3	Hisis3	下三点重嬰ろ	17.32391444Hz	13
B0	B2	Hisis2	下二点重嬰ろ	34.64782887Hz	25		9弦ギターの第9弦の実音
B1	B1	Hisis1	下一点重嬰ろ	69.29565774Hz	37	*	バス・クラリネットの最低音の実音、一部のバリトンサクソフォンの最低音（実音）
B2	B	Hisis	重嬰ろ	138.59131549Hz	49	*	クラリネット（A管）の最低音の実音、アルトサクソフォンの最低音（実音）
B3	b	hisis	重嬰ロ	277.18263098Hz	61	*
B4	b1	hisis1	一点重嬰ロ	554.36526195Hz	73	*
B5	b2	hisis2	二点重嬰ロ	1108.73052391Hz	85	*
B6	b3	hisis3	三点重嬰ロ	2217.46104781Hz	97	*
B7	b4	hisis4	四点重嬰ロ	4434.92209563Hz	109
B8	b5	hisis5	五点重嬰ロ	8869.84419126Hz	121

• 上記のオクターブ表記の国際式は科学的ピッチ表記法とよばれており、それ以外はヘルムホルツ式ピッチ表記法とよばれている。
• 一部の楽器製造会社では、国際式より1小さい数字が使われている。
• オクターブの範囲はMIDIで表現できる範囲。
• 周波数は、A4（一点イ）=440Hz、十二平均律としたときの概算である。