重田康光
この記事の主題はウィキペディアにおける独立記事作成の目安を満たしていないおそれがあります。 (2023年1月) |
重田康光 | |
---|---|
生誕 |
1965年2月25日(59歳)[1] 日本 東京都 |
出身校 | 日本大学経済学部中退[2] |
職業 |
株式会社光通信 代表取締役[1]会長兼CEO 有限会社光パワー 取締役社長 |
配偶者 | あり |
子供 | 重田光時 |
重田 康光(しげた やすみつ、1965年2月25日[1] - )は、日本の実業家。株式会社光通信を創業。同社代表取締役[1]会長兼CEO。
来歴
[編集]東京都に生まれ[2]、父親が弁護士という家庭で育つ。なお、兄も弁護士である。
巣鴨高校卒業[2]後、はり灸の専門学校に入学するが即退学。その後、日本大学経済学部に入学するがすぐ中退する[2]。
その後、電話加入権を販売する企業を経て、1988年2月、株式会社光通信を創業した。当初は第二電電(現KDDI)の契約取次ぎの代理店として事業をスタートするが、事業の中心を携帯販売事業へ変更させ、急激に企業を成長させた。1996年、史上最年少の31歳で株式を店頭公開し、1999年、当時史上最年少の34歳で東京証券取引所第一部に上場を成し遂げ、光通信は一躍注目された。1999年には、米国経済誌『フォーブス』に250億ドル(約2兆6000億円)の個人資産を持つ世界第5位の富豪として紹介された。また、当時のITバブルを牽引し、1999年5月31日、ソフトバンク株式会社の社外取締役に就任する[3]。ところが、株価が最高値を更新した直後の2000年3月、月刊『文藝春秋』の報道によって、携帯キャリアから支払われるインセンティブを受け取るため、大量の携帯電話架空契約を行っていたという「寝かせ」が発覚[4]。2週間後の中間決算発表で従来予想の60億円黒字から130億円赤字に転落を発表し、最高値24万円だった株価は3,600円台(最高値の67分の1)に急落した(20営業日連続ストップ安)[4]。
2000年以降は、事業再建に注力し、シャープの複写機販売・リースを中核とする事業転換を行い、2001年には私財100億円を投じた[5]。2003年に代表取締役会長兼CEOに就任、2004年には黒字化を実現し、事業再建を成功させた。2019年には、米国経済誌『フォーブス』に長者番付ランキングで世界第394位、国内第6位に順位を回復している[6]。
略歴
[編集]- 1965年 - 東京都に生まれる[2]。
- 1988年 - 株式会社光通信を設立[2]。
- 1996年 - 光通信を史上最年少の31歳で株式店頭公開。
- 1999年 - 光通信を当時、史上最年少の34歳で東京証券取引所第一部に上場。ソフトバンク株式会社 社外取締役に就任[3]。
- 2000年 - 携帯電話架空契約事件が発覚、東証第一部で「20営業日連続ストップ安」を記録。ソフトバンク株式会社 社外取締役を辞任[7]。
- 2001年 - 光通信の事業再建のため、私財100億円を投じる[5]。
- 2003年 - 代表取締役会長兼CEOに就任。
- 2019年 - 日本長者番付で第6位(フォーブス誌)[6]。
- 2023年 - 日本長者番付で第5位(フォーブス誌)[6]。
脚注
[編集]- ^ a b c d 株式会社光通信 変更報告書No.94(EDINET提出書類) E08052:重田 康光 S1002L47 2014年7月25日16:15
- ^ a b c d e f 田村賢司「<挑む>重田康光氏(光通信社長)最年少で1000億円企業,熱く「冷徹」経営 実力主義やるならここまで 「冷徹」と「希望」の成長システム」Nikkei business 1997年4月28日号 64-66ページ
- ^ a b ソフトバンク株式会社 (1999年5月31日). “取締役及び監査役の選任について”. 2014年8月18日閲覧。
- ^ a b “あの「光通信」が“大躍進” 1年で株価倍増のナゾ”. 日刊ゲンダイ. (2013年12月6日). オリジナルの2014年11月29日時点におけるアーカイブ。 2014年8月18日閲覧。
- ^ a b nikkei BPnet (2001年3月6日). “光通信・重田氏の私財提供は中途半端/ベンチャー投資失敗、100億円拠出もやることなすこと裏目に”. 2012年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月18日閲覧。
- ^ a b c “THE RICHEST PEOPLE IN THE WORLD”. Forbs (MEMORVA) 2023年5月11日閲覧。
- ^ ソフトバンク株式会社 (2000年4月26日). “当社の社外取締役に関するお知らせ”. 2014年8月18日閲覧。
参考文献
[編集]- 株式会社ぎょうせい『フォーブス(日本版)』(1999年3月号)
- 株式会社文藝春秋『月刊 文藝春秋』(2000年4月号)
- 松島庸『追われ者』東洋経済新報社(2002年4月、ISBN 4492970258)
関連項目
[編集]
|
|