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野島廣司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

野島 廣司(のじま ひろし、1951年〈昭和26年〉1月12日 - )は、日本実業家。株式会社ノジマ社長[1]

アイ・ティー・エックス株式会社社長、株式会社スルガ銀行副会長を務めた。

人物

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神奈川県相模原市出身[1]中央大学附属高等学校を経て[2]、1973年(昭和48年)3月中央大学商学部卒業[1]

父親はもともと会社員だったが、野島が大学生の頃に脱サラをして電気店を始めた人物。店で忙しい親にかまってもらえなかったため「幼い時は電器屋が嫌いだった」という[3]。大学卒業後に親の運営する野島電気商会に入社した[3]

自身がオーディオ好きだったこともあり、に頼んでコンポーネントオーディオ専門の売場を新設。当時の社長だった母は「こんな田舎でオーディオが売れるわけがない」と渋られたが、5年後に単品コンポの売上が神奈川県でトップクラスになった[3]

趣味は、読書ゴルフ[4]

弟・野島隆久はノジマの経営を巡り対立し、独立してピーシーデポコーポレーションを創業した。ノジマ副社長の野島亮司は息子[5][6]

経歴

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  • 1973年(昭和48年)4月 有限会社野島電気商会(現:株式会社ノジマ)入社。
  • 1978年(昭和53年)8月 取締役。
  • 1991年(平成3年)1月 専務取締役。
  • 1994年(平成6年)7月 代表取締役社長。
  • 1995年(平成7年)6月 株式会社テレマックス代表取締役社長。
  • 2000年(平成12年)2月 ソロン株式会社代表取締役。
  • 2002年(平成14年)5月 株式会社ノジマCEO兼執行役員管理統括本部長。
  • 2002年(平成14年)6月 株式会社ブロードバンド・ジャパン代表取締役社長。
  • 2003年(平成15年)6月 株式会社ノジマ取締役兼代表執行役社長CEO兼管理統括本部長。
  • 2005年(平成17年)5月 取締役兼代表執行役社長。
  • 2005年(平成17年)6月 株式会社イーネット・ジャパン取締役。
  • 2006年(平成18年)4月 株式会社ノジマ取締役兼代表執行役会長CEO。
  • 2006年(平成18年)5月 株式会社WAVE取締役。
  • 2006年(平成18年)9月 有限会社プロフィット代表取締役。
  • 2006年(平成18年)10月 四国新電電株式会社代表取締役。
  • 2007年(平成19年)4月 株式会社ノジマ取締役兼代表執行役会長(CEO)兼管理本部長。
  • 2007年(平成19年)6月 取締役兼代表執行役会長兼社長[7]
  • 2017年(平成29年)4月 アイ・ティー・エックス株式会社代表取締役社長[8]ニフティ株式会社取締役[9]
  • 2020年(令和2年)6月 スルガ銀行株式会社取締役副会長(社外)[10]
  • 2021年(令和3年)5月 アイ・ティー・エックス株式会社取締役相談役[9]
  • 2021年(令和3年)10月 ITXコミュニケーションズ株式会社取締役相談役[9]
  • 2023年(令和5年)1月 株式会社マネースクエアHD取締役[9]
  • 2023年(令和5年)5月 コネクシオ株式会社取締役[9]

野島記念Business Award

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  • 中央大学が主催する「ビジネスコンテスト」。野島廣司社長の「ビジネス界で活躍する人が増えてほしい」という想いと篤志を受け2007年(平成19年)から実施している[4]

テレビ番組

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  • 日経スペシャル カンブリア宮殿 唯一無二!感動接客でリピーター続出! お家騒動を乗り越えた家電チェーンの舞台裏(2021年2月18日、テレビ東京)- ノジマ社長 野島廣司出演[11]

書籍

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著書

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  • 『失敗のすすめ 「教える」だけでは人も企業も育たない』(2011年10月1日、ダイヤモンド社)ISBN 9784478090213
  • 『将来を本気で考える君へ 人生100年時代の就活相談』(2024年2月28日、ダイヤモンド社)ISBN 9784478090916

脚注

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先代
野島絹代
ノジマ社長
1994年 -
次代
-
先代
荻原正也
アイ・ティー・エックス社長
2017年 - 2021年
次代
野尻幸宏