野村二郎 (フランス語学者)
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野村 二郎(のむら じろう、1928年9月30日[1] - 2023年11月12日)は、日本のフランス語学者、筑波大学名誉教授。
経歴
[編集]東京外国語学校フランス語科卒。早稲田大学助教授、東京教育大学助教授、筑波大学教授、名誉教授、図書館情報大学教授。2009年瑞宝中綬章叙勲[2]。長年、アテネ・フランセの講師を勤める。また、日本フランス語教育学会の設立に尽力し、初代幹事長となる。
2023年11月12日、陳旧性心筋梗塞のため東京都の病院で死去。95歳没[3]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『フランス生活あ・ら・かると』白水社 1958
- 『ぼくらのフランス語』白水社 1961
- 『フランス語練習問題1000題 付文法表』白水社 1966
- 『試験問題1000フランス文法総まとめ』白水社 1968
- 『口語体フランス語』芸林書房 1971
- 『BBCフランス語』朝日出版社 1972
- 『フランス語練習問題3000題』白水社 1972
- 『250語でできるやさしいフランス語』白水社 1975
- 『自習フランス語10課』白水社 1977
- 『アテネ・フランセ10語で学ぶフランス語 フランス語基本単語ノート』松本悦治監修 早美出版社 1982
- 『やさしく学ぶ野村フランス語クラス』白水社 1982
- 『現代フランス語会話入門』芸林書房 1983
- 『フランス文法入門ハンドブック』第三書房 1983
- 『ヴィジュアル・フランス文法』第三書房 1992
- 『確かめながら・グラメール』朝日出版社 1997
- 『イラストフランス旅行生活単語500』朝日出版社 1998
- 『レペテ!』白水社 1998
- 『フランス,言葉と文化の旅』第三書房 2003
- 『オー・フランス!』第三書房 2017
共編著
[編集]- 『初級新フランス語コース』大友徳明共著 文林書院 1967
- 『フランス語問題200選』編 文林書院 1968
- 『ジェーム・ル・フランセ』ギ・オルタ共著 第三書房 1988
- 『フランス語のヒアリング 聞いて身につく』エリック・ボグナール共著 白水社 1989
- 『フランス語のヒアリング 笑って身につく』ジャン=ガブリエル・サントニ共著 白水社 1993
- 『基本単語を覚えるフランス語クロスワード 1』平井広共著 第三書房 1995
- 『基本単語を覚えるフランス語クロスワード 2』コリーヌ・アマール、平山広一共著 第三書房 1998
- 『シャンソンで覚えるフランス語』1-3 大野修平共編著 第三書房 2003-2005
- 『カイエ・テマティック2 — フランス映画』クリストフ・パジェス、中川洋吉共著 第三書房 2004
翻訳
[編集]- ジョルジュ・マトレ『フランス基本語辞典』滑川明彦共訳 白水社 1967
- ロジェ・カイヨワ『本能 その社会学的考察』中原好文共訳 思索社 1974
- 『ボーヴォワール』編 早美出版社 1986
- フィリップ・ヴィロン『ヴィヴ・ラ・バゲット バゲットのすべて』野村港二共訳 パンニュース社 2000
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.445。
- ^ “平成21年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 16 (2009年4月29日). 2009年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月12日閲覧。
- ^ “フランス語学者の野村二郎氏死去 95歳”. 産経新聞. (2023年11月21日) 2023年11月21日閲覧。