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野球ギリシャ代表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
野球ギリシャ代表
国または地域 ギリシャの旗 ギリシャ
協会 ギリシャ野球ソフトボール連盟
監督 アメリカ合衆国の旗 ジム・エシアン英語版
WBSCランキング 35位(2023年11月2日)
オリンピック
出場回数 1回 (初出場は2004年)
最高成績 7位 (2004年)
ワールド・ベースボール・クラシック (WBC)
出場回数 0回
WBSCプレミア12
出場回数 0回
ワールドカップ
出場回数 1回 (初出場は2011年)
最高成績 16位 (2011年)
インターコンチネンタルカップ
出場回数 0回
欧州野球選手権
出場回数 8回 (初出場は2003年)
最高成績 準優勝 (2003年)

野球ギリシャ代表(Baseball Greece national team)は、ギリシャにおける野球ナショナルチームである。WBSC世界ランキングは35位(2023年11月2日発表時点)。

歴史

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ギリシャに野球連盟ができたのは2000年で、オリンピック招致が決まって急遽創設されたものである。それゆえ、ギリシャ国内の野球レベルは極めて低く、オリンピック本選で恥にならない競争力を持たせるため、オリンピック代表チームも大半がアメリカのマイナーリーグでプレイしていたギリシャ系アメリカ人で構成された。メジャーリーグベースボール(MLB)のボルチモア・オリオールズアトランタ・ブレーブスでプレイしたニック・マーケイキスらが、このような経緯で代表入りした。またユニフォーム代を含む参加経費や連盟運営に必要な資金の多くをオリオールズの球団オーナーで、やはりギリシャ系アメリカ人であるピーター・アンジェロスに頼っていた。

しかし、構成されたオリンピックチームにおけるギリシャ在住選手の少なさについて、代表コーチが「ギリシャ在住選手をもっと入れるべき」と反発した。さらにはアメリカ合宿に向かった代表チームが予算不足でギリシャに戻ることができないなど、急造チームがゆえの事態にも見舞われた。さらには当初の代表監督であったロブ・デルクセン監督が心臓発作で急死するなどの不幸もあった。

2004年アテネオリンピック本戦ではキューバに4-5、カナダに0-2と接戦を演じると、イタリアに対しては12-7で乱打戦を制し、オリンピック初勝利を挙げた。オリンピックの後、アンジェロスからの資金は途絶えた模様。

2005年オランダで開催された第36回IBAFワールドカップに出場予定であったが、大会が開幕する2日前にキャンセルしている。

また、欧州野球選手権では、本国出身選手が皆無のチームで出場したため、欧州野球連盟から制裁が下ったというエピソードがある。近年は本国出身選手の割合が増えつつあり、チームも少しずつ強化されている。

出場国が12から16に拡大された2021年第36回欧州野球選手権では14位となり、次回大会の出場権を逃し予選に回る予定であったが、同大会で10位となったロシアウクライナ侵攻に対するペナルティとして出場資格を喪失したため、自動で出場権を確保することになった[1]

2023年第37回欧州野球選手権では3勝3敗の成績で13位に入り、次回大会の出場権を獲得した。

国際大会での成績

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ワールド・ベースボール・クラシック

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開催地 順位
1 2006 アメリカ合衆国の旗日本の旗プエルトリコの旗 不参加
2 2009 アメリカ合衆国の旗日本の旗プエルトリコの旗メキシコの旗カナダの旗 不参加
3 2013 アメリカ合衆国の旗日本の旗プエルトリコの旗中華民国の旗 不参加
4 2017 アメリカ合衆国の旗日本の旗大韓民国の旗メキシコの旗 不参加
5 2023 アメリカ合衆国の旗日本の旗中華民国の旗 不参加
6 2026

オリンピック

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開催地 順位
26 1992 スペインの旗 バルセロナ 不参加
27 1996 アメリカ合衆国の旗 アトランタ 不参加
28 2000 オーストラリアの旗 シドニー 不参加
29 2004 ギリシャの旗 アテネ 7位
30 2008 中華人民共和国の旗 北京 不参加
33 2021 日本の旗 東京 予選敗退

WBSCプレミア12

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開催地 順位
1 2015 日本の旗中華民国の旗 不参加(世界ランキング42位のため)
2 2019 日本の旗中華民国の旗大韓民国の旗メキシコの旗 不参加(世界ランキング46位のため)

欧州野球選手権

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代表選手

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世界ランキング

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WBSCが発表している男子野球世界ランキングにおいて、ギリシャの順位は以下の通りである[2]

発表日 順位 変動 ポイント
1 2012年12月31日 36 +-0 16.38
2 2014年12月31日 42 -66 11.13
3 2016年12月31日 46 -44 89
4 2018年9月25日 46 +-0 89
5 2018年12月17日 46 +-0 89
6 2019年12月31日 38 +88 144
7 2020年3月18日 40 -22 144
8 2021年6月28日 38 +22 108
9 2021年8月11日 37 +11 120
10 2021年12月31日 34 +33 178
11 2022年12月31日 36 -22 136
12 2023年3月28日 37 -11 136
13 2023年8月15日 41 -44 81
14 2023年10月5日 36 +55 167
15 2023年11月2日 35 +11 167

脚注

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  1. ^ Men’s European Baseball Qualifiers by the view of WBSC Europe Baseball Commission” (英語). WBSC Europe. 2023年12月15日閲覧。
  2. ^ WBSC Rankings”. rankings.wbsc.org. 2023年9月1日閲覧。

関連項目

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