コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

野風増

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『野風増』(のふうぞ)は、この曲の作曲家・山本寛之が歌い1980年にリリースされた曲である[1]。「のふうぞ」とは中国地方(主に岡山県)などでの生意気・つっぱるなどという意味の方言である。それに「野風増」という漢字をあてられている。山本寛之がリリースした数年後に、河島英五橋幸夫らによってカバーされヒットした。

「野風増(お前が20才になったら)」
河島英五シングル
初出アルバム『河島英五の世界』
B面 酒と泪と男と女
リリース
規格 7インチ・レコード
ジャンル 歌謡曲
レーベル SMSレコード/ガリーバーレコード/インタースペースキョートレコード
作詞・作曲 作詞:伊奈二朗/作曲:山本寛之
河島英五 シングル 年表
どんまいどんまい
(1983年)
野風増
(1984年)
時代おくれ
(1986年)
テンプレートを表示

河島英五版『野風増』

[編集]

解説

[編集]

『野風増(お前が20才になったら)』は、1984年12月5日にSMSレコード/ガリーバーレコード/インタースペースキョートレコードから発売された、河島英五14枚目のシングル。規格品番:SR07-15。デビュー10周年記念盤とジャケット表に記されている。

サブタイトルとして「お前が20才になったら」がつけ加えられている。

B面の「酒と泪と男と女」は河島が1975年にリリースした曲で、代表曲にもなっている。

ジャケットの歌詞の最後に「野風増…岡山県の方言で”生意気”とか”つっぱる”などの意味。」と注記されている。

収録曲

[編集]
  1. 野風増(お前が20才になったら)
    • 作詞:伊奈二朗/作曲:山本寛之/編曲:ALFALFA
  2. 酒と泪と男と女
    • 作詞・作曲:河島英五/編曲:宮本光雄
「野風増」
橋幸夫シングル
初出アルバム『橋幸夫/ベスト・ヒット14
(1985/6、32RR-0001)』
B面 くちべに
リリース
規格 7インチ・レコード
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル リバスター(7RC-V050-A)
作詞・作曲 作詞:伊奈二朗/作曲:山本寛之
橋幸夫 シングル 年表
泣くな恋人よ
(1985年)
野風増
(1985年)
あの橋わたれ
(1986年)
テンプレートを表示

橋幸夫版『野風増』

[編集]

解説

[編集]

『野風増』は、1985年8月4日に リバスターより発売された橋幸夫の154枚目のシングル(7RC-V050-A)[2]

レコーディングのきっかけについて橋は、当時の「NHKのプロデューサの勧め」と述べている。

また、リバスター時代のお気に入りの曲に『今夜は離さない』ともに本楽曲をあげている[3]

ジャケットの歌詞の最後には「*野風増・・岡山県の方言で”生意気”とか”つっぱる”などの意味です。」と注記されている。

c/wは「くちべに」で、作詞は池田充男、作曲は鶴岡雅義で、橋のリバスター移籍後の第1弾アルバム『新しい出発・・・ささえ』に収録されていたオリジナル曲である。

リバスターの解散後は、橋が復帰した古巣のJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントに販売権が移っている。

収録曲

[編集]
  1. 野風増
    • 作詞:伊奈二朗/作曲:山本寛之/編曲:甲斐正人
  2. くちべに

収録アルバム

[編集]
  • 『橋幸夫/ベスト・ヒット14』1985/6(32RR-0001)リバスター
  • 『橋幸夫/ベスト・シングル・コレクション』1990/12(RVCI-00003)リバスター
  • 『橋幸夫 ザ・ベスト』2012年7月25日(VICL-63901)ビクター

「野風増」をカバーした歌手

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 「野風増」とは”. 野風増の会. 2016年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月1日閲覧。
  2. ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
  3. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』同前 168-209頁参照