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量子もつれ顕微鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

量子もつれ顕微鏡(りょうしもつれけんびきょう)は光学顕微鏡の一種。

概要

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これまで光学顕微鏡の回折限界を超えるために様々な努力がなされてきた[1]

量子もつれ顕微鏡では互いに相関した光子のペアを光源として用いて、『標準量子限界』という物理学上の限界を超えた感度をもつ[2][3]

従来の光学顕微鏡では倍率を上げて光が少なくなるとノイズが増え、光の信号とノイズの大きさが等しくなる『標準量子限界』に達すると識別できなくなるが、『量子もつれ光』を用いれば、この標準量子限界よりも弱い光でも観察が可能になる[3][2]

特徴

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  • 他の光学顕微鏡よりも高感度

脚注

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  1. ^ 寺川進「新しい顕微鏡の技術(III.観察技法の基礎と新たな展開)」『組織細胞化学』第2006巻、日本組織細胞化学会、2003年7月、109-114頁、CRID 1050001201673866880hdl:10271/2000 
  2. ^ a b 竹内繁樹, 小野貴史, 岡本亮「量子もつれ顕微鏡」『応用物理』第84巻第8号、応用物理学会、2015年8月、740-744頁、doi:10.11470/oubutsu.84.8_740ISSN 03698009 
  3. ^ a b 世界で初めて「光の測定限界」を突破!~高感度の「量子もつれ顕微鏡」の実現~

参考文献

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関連項目

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