金之宮
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金之宮 | |
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所在地 | 静岡県富士宮市淀師1381番地の1 |
位置 | 北緯35度14分29.00秒 東経138度36分02.03秒 / 北緯35.2413889度 東経138.6005639度座標: 北緯35度14分29.00秒 東経138度36分02.03秒 / 北緯35.2413889度 東経138.6005639度 |
主祭神 |
木花之佐久夜毘売命 金山毘古神・金山毘賣神(配神)[1] |
社格等 | 村社 |
例祭 | 5月4日 |
概要
[編集]富士山本宮浅間大社の元摂末社であり、同社と関係が深い。例えば慶安3年(1650年)の奥書を持つ『富士本宮年中祭礼之次第』に本宮祭礼として金之宮神事が記される[2][3]。
同史料によると、正月に富士大宮司らによって執り行われる「地蔵巡り」の巡礼地として金之宮が数えられる[4][5]。また卯月初申より七日以前之寅ノ日に行われる、富士塚や阿字神社等を巡礼する「浜下り神事」の条項に「禁足」が記され、「禁足ハ金之宮神事迄也」とある[6]。
また富士山本宮浅間大社の流鏑馬神事に係り、5月4日に金之宮においても流鏑馬が行われていた[7][8][9]。
天正5年(1577年)『富士大宮神事帳』より、上記のような金之宮祭礼・御神事の神事銭は富士氏・葛山氏・由比氏らが担っていたことが知られる[10]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 浅間神社 1929, p. 49.
- ^ 合田 2004, p. 45.
- ^ 浅間文書纂 1973, p. 31.
- ^ 浅間文書纂 1973, p. 18.
- ^ 杦嵜 2003, p. 59.
- ^ 浅間文書纂 1973, p. 24.
- ^ 浅間文書纂 1973, p. 34.
- ^ 富士宮市 2007, p. 10.
- ^ 相場 2011, p. 41.
- ^ 合田 2004, p. 40-48.
参考文献
[編集]- 静岡県富士郡大宮町浅間神社社務所『富士郡神社銘鑑 第1輯』1929年。
- 浅間神社社務所『浅間文書纂』名著刊行会、1973年。
- 杦嵜典子「富士周辺の山宮祭祀」『神道宗教』第191号、2003年、51- 74頁。
- 合田尚樹「戦国期における富士大宮浅間神社の地域的ネットワーク―「富士大宮神事帳」の史料的分析から―」『武田氏研究』第30号、2004年、30-51頁。
- 富士宮市教育委員会『富士山本宮浅間大社流鏑馬調査報告書』2007年。
- 相場朋子「富士山本宮浅間大社の流鏑馬神事-農耕神事と武芸の観点から-」『文化学研究』第20号、2011年、29-52頁。