金剛寺 (厚木市)

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金剛寺
所在地 神奈川県厚木市飯山5456
山号 華巌山
院号 遍照院
宗派 曹洞宗
本尊 十一面観音
創建年 大同年間(806年 - 810年
開山 弘法大師空海
中興年 天文年間(1532年 - 1555年
中興 忠州
法人番号 8021005004051 ウィキデータを編集
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金剛寺(こんごうじ)は、神奈川県厚木市にある曹洞宗寺院

歴史[編集]

大同年間(806年 - 810年)、弘法大師空海によって開山された。その後、寺運衰微したが、天文年間に忠州によって中興された。その際に真言宗から曹洞宗に転宗した[1]

現在の本尊十一面観音であるが、かつては阿弥陀如来であった。この阿弥陀如来像は国の重要文化財に指定されているもので、台座や光背は江戸期のものであるが、仏像本体は平安時代中期のもので、定朝様の様式である[1]

文化財[編集]

  • 木造阿弥陀如来坐像(重要文化財 昭和36年6月30日指定)[2]
  • 木造地蔵菩薩坐像(神奈川県指定重要文化財 昭和33年6月17日指定)[3]
  • 金剛寺の銅製品(厚木市指定有形文化財 平成23年6月15日指定)[4]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年、166-167p
  2. ^ 木造阿弥陀如来坐像文化庁
  3. ^ 神奈川県文化財目録(市町村別)神奈川県、77p
  4. ^ 金剛寺の銅製品厚木市

参考文献[編集]

  • 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年