金港堂 (書店)
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株式会社金港堂(きんこうどう)は、「仙台の老舗書店」と称され、仙台市を拠点として、本店のほか宮城県内に3店舗を構える書店[1][2]。出版事業も手がけている[1]。
東京の出版社であった金港堂に勤めていた藤原佐吉が、1910年にのれん分けする形で仙台に同名の書店を開業したため[3]、仙台金港堂と称されることもある[4]。
戦前期には「国定教科書販売所」となっていた[5]。戦後も教科書類を長く扱っていたが、2020年10月25日までで扱いを終了した[6]。
本店ビルは、サンモール一番町商店街に1966年に建てられたもので、鉄筋コンクリート造の地上5階、地下1階で延べ床面積は1329平方メートルという規模であるが、老朽化が進んだとして、2024年4月30日をもって本店を閉店することが告知されている[1]。
金港堂は、高山書店とともに宮城県書店商業組合の中核となり、長く中央の大手書店の仙台への進出に対抗していたが、1990年代後半には大手資本の大型書店が仙台市に相次いで進出し、その影響を受けた[7]。
脚注
[編集]- ^ a b c “【速報】仙台の老舗書店「金港堂」、本店を4月30日に閉店 ビル老朽化、宮城県内3店と出版事業は継続”. 河北新報社 (2024年3月12日). 2024年3月12日閲覧。
- ^ “【速報】”仙台の老舗書店”金港堂が本店を「4月30日」で閉店 泉パークタウン店など県内3店舗は営業継続 宮城”. TBS NEWS DIG (2024年3月12日). 2024年3月12日閲覧。
- ^ “金港堂 本店”. 一般社団法人まちくる仙台. 2024年3月12日閲覧。
- ^ 稲岡勝 (2023年4月28日). “第2回 金港堂の大番頭岩田僊太郎のこと”. 皓星社. 2024年3月12日閲覧。
- ^ “大正の仙台 街並み記録 写真集 100年ぶり復刻=宮城”. 読売新聞・東京朝刊・仙台: p. 27. (2019年6月15日). "...「国定教科書販売所」の大看板が立つ金港堂書店など..." - ヨミダス歴史館にて閲覧
- ^ 金港堂 お知らせ - ウェイバックマシン(2020年11月3日アーカイブ分)
- ^ “大型書店仙台で出店攻勢――八文字屋・座り読みOK、紀伊国屋・SC内に進出”. 日本経済新聞・東北A: p. 2. (1997年10月9日) - 日経テレコン21にて閲覧
外部リンク
[編集]- 金港堂 - 公式サイト