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金田章裕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金田 章裕
人物情報
生誕 (1946-05-22) 1946年5月22日(78歳)
日本の旗 日本富山県東礪波郡
出身校 京都大学
学問
研究分野 地理学(人文地理学)
研究機関 追手門学院大学京都大学立命館大学
学位 博士(文学)(京都大学)
称号 京都大学名誉教授
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金田 章裕(きんだ あきひろ、1946年5月22日[1] - )は、日本地理学者京都大学名誉教授京都府公立大学法人理事長[2]。元人間文化研究機構機構長。京都府立京都学・歴彩館館長。

経歴

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1946年、富山県東礪波郡福野町(現:南砺市)で生まれた。1965年富山県立高岡高等学校を卒業し、京都大学文学部史学科に入学。地理学を専攻し、1969年に卒業した。京都大学大学院文学研究科に進学し、1974年に博士課程を単位取得退学

その後は京都大学研修員となり、1975年5月に同教養部助手に採用された。1977年、追手門学院大学講師となり、後に助教授昇格。1987年8月、京都大学文学部助教授に転じた。1993年5月、学位論文『日本古代中世景観の歴史地理学的研究』を京都大学に提出して文学博士号を取得[3]。1994年に教授昇格。2001年に文学研究科長兼文学部長となったが、同年12月に研究科長を辞して副学長となった。2004年4月より理事兼任、2005年9月までその職を務めた。学界では、2006年人文地理学会会長に就任(2010年退任)。2007年に京都大学を退任し、名誉教授となった。

その後は立命館大学教授として教鞭をとり、2008年からは人間文化研究機構・機構長を務めた。2014年に人間文化研究機構長を退任。同2014年、京都府立総合資料館館長に就任した。2018年より京都府公立大学法人理事長[4]

研究内容・業績

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専門は人文地理学オーストラリア地域研究や日本古代地理学研究に従事。

著作

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著書
  • 『歴史』(空から見た日本 5) くもん出版 1982
  • 条里と村落の歴史地理学研究』大明堂 1985
  • オーストラリア歴史地理 都市と農地の方格プラン』地人書房 1985
  • 『古代日本の景観 方格プランの生態と認識』吉川弘文館 1993
  • 『微地形と中世村落』吉川弘文館 1993
  • 『オーストラリア景観史 カントリータウンの盛衰』大明堂 1998
  • 『古代荘園図と景観』東京大学出版会 1998
  • 『古地図からみた古代日本 土地制度と景観』中公新書、1999[5]
  • 『古代景観史の探究 宮都・国府地割』吉川弘文館 2002
  • 『大地へのまなざし 歴史地理学の散歩道』思文閣出版 2008
  • 『古代・中世遺跡と歴史地理学』吉川弘文館 2011
  • 『文化的景観-地域資産をいかに保持・発展させていくか』日本経済新聞出版社 2012
  • 『タウンシップ 土地計画の伝播と変容』ナカニシヤ出版 2015
  • 『古地図で見る京都:『延喜式』から近代地図まで』平凡社 2016
  • 『古代国家の土地計画-条里プランを読み解く』吉川弘文館 2017
  • 『地形と日本人:私たちはどこに暮らしてきたか』(日経プレミアシリーズ 438) 日経BP日本経済新聞出版本部 2020[6]
共著
  • 『日本地図史』上杉和央共著、吉川弘文館 2012
編著
  • 『日本古代荘園図』共編、東京大学出版会、1996
  • 『散村・小都市群地域の動態と構造』藤井正共編、京都大学学術出版会 2004
  • 世界遺産で知ろう! 世界の国々』(文英堂 2004
  • 『近畿圏』(日本の地誌 8) 石川義孝共編、朝倉書店 2006[7]
  • 平安京:京都 都市図と都市構造』京都大学学術出版会、2007[8]
  • 『大地の肖像:絵図・地図が語る世界』藤井讓治杉山正明共編、京都大学学術出版会、2007
  • 『アジアの歴史地理 2 都市と農地景観』秋山元秀・高橋誠一・溝口常俊・山田誠共編、朝倉書店、2008
  • 『地図でみる西日本の古代 律令制下の陸海交通・条里・史跡』木下良・立石友男・井村博宣共編、平凡社 2009
  • 『30の都市からよむ日本史』監修、日本経済新聞出版社 2017
  • 『景観史と歴史地理学』吉川弘文堂 2018
論文

参考資料

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脚注

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