金耳
表示
金耳 | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | |||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||
Tremella aurantialba Bandoni & M.Zang, 1990 | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
Tremella aurantialba | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
きんじ |
金耳 (ジンアル(jīn er)、きんじ、学名:Tremella aurantialba)、別名金銀耳、黄木耳、黄耳[1]、シロキクラゲ目の 菌類の一種であり、中国ではキノコとして食用とされる。中国に広く分布[2]。
形状
[編集]金耳の子実体は脳或いは腫瘍のような形状をしており、色は鮮黄色または山吹色、長さおよび幅は3-12cm、高さ2-8cmである。乾燥すると収縮するが、基本的な形状は保たれる。胞子はほぼ球形または梨形をしている[1]。
分布
[編集]金耳は針葉樹とブナ科の広葉樹の混交林のうち、日当たりが良く、風があまり当たらない谷に分布する。福建省、吉林省、黒竜江省、チベット、四川省、山西省、江西省、雲南省など中国の広い地域に分布する他[1]、現在では人工的な栽培もなされている。
化学組成
[編集]金耳の子実体には、タンパク質、砂糖、17種類のアミノ酸、長鎖脂肪酸、β-カロチン、ミネラル、ビタミンなどが含まれている[1]。
薬用
[編集]金耳の子実体を砂糖と水で調理し、スープ状にしたもの(金耳羹)は、高血圧、肝熱弱、脱力感、胃や十二指腸潰瘍、慢性胃炎および胃腸腫瘍を和らげる健康食品として知られる[1]。