金車 (台湾)
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金車(日:きんしゃ 英:King Car)は、台湾台北市に本社を置く食品(飲料)製造業。
概要
[編集]台湾では老舗の飲料メーカー。 1982年、缶コーヒー事業を開始した後、お茶、乳酸菌飲料、ミネラルウオーター、ウィスキーなどと取り扱う商品を次々に増やしてきた。缶コーヒーは、「伯朗珈琲」ブランドが台湾内で6割のシェアを占めるまで成長した[1]。
ウィスキーの製造
[編集]本社が雪山山脈のふもとに位置し、良質の水が得られることからウイスキーの製造を構想。台湾は、平均気温が高いことから蒸留酒の製造・熟成が困難との認識があったが、温度と湿度管理を自動化することで事業化の目途が立ったという。スコットランドから輸入した蒸留釜、アメリカ合衆国やスペインなどから入手した貯蔵樽を用いて2005年にカバラン蒸留所を設立し、台湾初のウイスキー製造メーカーとなった。2008年12月からは、「KAVALAN(金車噶瑪蘭威士忌)」の製造を開始(名前は原住民族、カバラン族の名を由来とする)。蒸留を開始して間もないが(一般的な中級-高級酒は8年以上は寝かせる)、2009年のインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)では銀賞を受賞し、品質の確実さを証明した。
外国企業との合弁
[編集]脚注
[編集]- ^ 武田安恵 (2019年8月23日). “台湾ウイスキー「KAVALAN」#2、後発組にこそある強み”. 日経ビジネス. 2019年8月24日閲覧。