金輪継
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金輪継(かなわつぎ)とは、木造建築における継手のひとつ。同形の両部材の口にT字形の目違いをつけて組み合わせ、栓を差して固定する。伝統的継手の中でも強固なもののひとつで[1]、あらゆる方向に強度が得られるため、柱や梁、桁をつなぐために用いられる。ただし合板・釘・ボルトを用いた補強方法や接着剤を用いた近代的方法に比べると曲げ性能に劣る[2]。
脚注
[編集]- ^ 鄭基浩、北守顕久、小松幸平「スギ圧縮込み栓の回復特性による金輪継ぎ手接合部の抗クリープ性能向上」『木材学会誌』第53巻第6号、日本木材学会、2007年11月、307頁、ISSN 0021-4795。
- ^ 戸田正彦、澤田圭「木造軸組住宅の根継ぎ方法に関する研究 : その1 根継ぎした柱の曲げ性能」『日本建築学会学術講演梗概集』、日本建築学会、2010年9月、209-210頁、NAID 110008109900。