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鈴木勝利 (労働運動家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鈴木 勝利(すずき かつとし、1942年[1] - )は、日本労働運動家。元全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会(電機連合)中央執行委員長、日本労働組合総連合会(連合)副会長、全日本金属産業労働組合協議会(金属労協)第6代議長。電機連合名誉顧問、金属労協顧問[2]

経歴

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神奈川県生まれ。1957年横浜市立栗田谷中学校卒業。東芝小向工場に入社。1960年8月東芝小向労働組合青婦常任委員。1974年7月東芝労働組合執行委員、1982年7月同書記長。1988年7月電機労連書記長[1]。同年9月金属労協常任幹事[3]。1996年7月電機連合中央執行委員長、連合副会長[1]。同年9月金属労協副議長、2001年9月同議長(2004年9月まで)[3]。2002年電機連合会長。この間1996年電気通信審議会委員、1998年物価安定政策会議委員、1998年中央労働委員会委員[4]。 2012年旭日重光章受章[5]

人物

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ジャーナリストの斎藤貴男によると、東芝の労使による非公式組織「扇会」の中核メンバーであった[6]。斎藤は鈴木が「解雇のためのルール作り」を提唱していること、電機連合がサラリーマン税制を問題視しないことなどを批判している。

著書

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  • 『風紋――鈴木勝利句集 第一句集』(萌翔社、2016年)
  • 『草千里――鈴木勝利句集 第二句集』(萌翔社、2016年)
  • 『和紙の里――鈴木勝利句集 第三句集』(萌翔社、2016年)
  • 『海光――鈴木勝利句集 第四句集』(萌翔社、2017年)

脚注

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  1. ^ a b c 鈴木勝利、野村裕知「編集長インタビュー 鈴木勝利氏(電機連合中央執行委員長) "正社員クラブ"は卒業」『日経ビジネス』1118号、2001年11月
  2. ^ 役員体制 金属労協
  3. ^ a b 金属労協50年史 新たな50年に向けて「飛躍」 (PDF) 』全日本金属産業労働組合協議会(金属労協)、2015年
  4. ^ 【対談】需要創出型構造改革と雇用問題を考える 特定非営利活動法人言論NPO(2002年2月22日)
  5. ^ 春の叙勲 旭日大綬章に大橋元全日空会長ら”. SankeiBiz (2012年4月30日). 2012年7月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月8日閲覧。
  6. ^ 斎藤貴男『機会不平等』岩波現代文庫、2016年、171頁

外部リンク

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