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鈴木貴博

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鈴木貴博
(すずき たかひろ)
生誕 (1962-11-17) 1962年11月17日(61歳)
日本の旗 日本愛知県名古屋市
母校 東京大学工学部
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鈴木 貴博(すずき たかひろ、1962年11月17日 - )は、経済評論家、フューチャリスト、経営戦略コンサルタントである[1]

所属事務所はアスリート・マーケティング株式会社[2]

愛知県名古屋市出身。

概要

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ボストンコンサルティンググループ出身。大企業に対する経営コンサルティングの経験をもとに、2003年ころから雑誌やWEBメディアでの経済記事の執筆を始める。経済評論家としての専門領域は未来予測、問題解決と企業戦略で、東洋経済オンライン[3]ダイヤモンド・オンライン[4]プレジデントオンライン[5]現代ビジネスにそれぞれ連載を持つ。2013年に出版した経済クイズ本『戦略思考トレーニング』がシリーズ累計で20万部を超えるベストセラーになる[6]

来歴

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1986年、東京大学工学部物理工学科を卒業、ボストンコンサルティンググループに入社。1999年、ネットイヤーグループ(東証マザーズ上場)の創業に取締役として参画。

2003年に独立。百年コンサルティング株式会社を創業。代表取締役社長に就任。経済評論家としての活動を開始。2013年、著書『戦略思考トレーニング』がベストセラーに(シリーズ累計20万部)。

2020年、タレントとしての所属事務所をアスリート・マーケティング株式会社に移籍。

人物

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評価

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  • 未来予測に関してズバリと明言をする傾向があり、そのため外れた経済予測が多い。
  • 2014年頃から「2020年代には自動車のコア技術がエンジン技術からAI技術と蓄電池技術に移行することを理由に、トヨタなど自動車メーカーを中心とした業界構造が崩れることでトヨタが衰退する」[8]という主張を続けている。
  • 2017年3月1日、週刊SPA! において、任天堂はスマホゲーム全盛の今、ハードのゲーム機にいまだにこだわり続ける姿勢から、5年以内に危ないという予測を行ったが[9]この時期を境に任天堂は逆にスイッチの成功でV字回復を果たし予測は外れた。
  • 2018年8月24日、ダイヤモンド・オンラインにおいて、『iPhone端末の販売で一番儲かる国は、実は日本である。』と述べたが[10]、その根拠となった試算[11]は、2009年に発売されたiPhone 3GSの部材製造コスト予想に基づくもので、2018年現在では全く事情が異なる[12]

テレビ出演

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著作

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  • カーライル―世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略(2008年、ダイヤモンド社 ISBN 4478003696
  • ワンピース世代の反乱、ガンダム世代の憂鬱(2011年、朝日新聞出版 ISBN 402330946X
  • 戦略思考トレーニング(2013年、日経新聞出版 ISBN 4532112842
  • 戦略思考トレーニング2(2013年、日経新聞出版 ISBN 4532112915
  • 戦略思考トレーニング3(2014年、日経新聞出版 ISBN 4532113067
  • 10年度躍進する会社 潰れる会社 (角川書店、2014年 ISBN 4041106656)
  • 仕事消滅(2017年、講談社 ISBN 4062729989
  • AI失業前夜(2018年、PHP研究所 ISBN 4569840809
  • 戦略思考トレーニング 最強経済クイズ精選版(2018年、日経新聞出版 ISBN 4532198747
  • 格差と階級の未来(2018年、講談社 ISBN 4065141710
  • 鈴木貴博の非公式地下クイズ問題集(2019年、クイズ夜会 電子書籍)
  • 日本経済予言の書(2020年、PHP研究所 ISBN 4569847080)

脚注

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  1. ^ 百年コンサルティング 代表 鈴木貴博 公式ページ”. www.hyakunen.co.jp. 2020年6月9日閲覧。
  2. ^ 契約選手・団体一覧 | アスリート・マーケティング株式会社”. 2020年6月9日閲覧。
  3. ^ 鈴木 貴博 | 著者ページ”. 東洋経済オンライン. 2020年6月9日閲覧。
  4. ^ 今週もナナメに考えた 鈴木貴博”. ダイヤモンド・オンライン. 2020年6月9日閲覧。
  5. ^ 「鈴木貴博」の検索結果”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン). 2020年6月9日閲覧。
  6. ^ 経営者に必要な「着眼点」の鍛え方 第25回・自動車のデザインがいらないもの”. アントレ STYLE MAGAZINE. 2020年6月9日閲覧。
  7. ^ 1994 QUIZ OPEN RESULT”. www1.plala.or.jp. 2019年10月7日閲覧。
  8. ^ “10年度躍進する会社 潰れる会社” (日本語). 角川書店. (2014年1月31日)
  9. ^ “東芝の次は?「5年以内に危ない企業」を大予測 | 日刊SPA!” (日本語). 日刊SPA!. (2017年3月1日)
  10. ^ “携帯料金の4割引き下げは日本経済にメリットがなさそうな理由” (日本語). ダイヤモンド・オンライン. (2018年8月24日)
  11. ^ “iPhone Quiz:Where Your Money Actually Goes” (英語). Inequality for All
  12. ^ “実は幻想、iPhoneの「日本製部品頼み」” (日本語). 日本経済新聞 電子版. (2017年6月22日)

外部リンク

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