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鈴田滋人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鈴田 滋人(すずた しげと 1954年6月20日 - )は日本の染織作家。重要無形文化財「木版摺更紗(もくはんずりさらさ)」の各個認定の保持者(いわゆる人間国宝)。公益社団法人日本工芸会常任理事。

略歴

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佐賀県鹿島市出身。武蔵野美術大学日本画学科卒業。鍋島更紗の復元に取り組んだ父・鈴田照次の跡を継ぎ、1981年から木版と型紙を併用する「木版摺更紗」の研究を重ねた。その作品は、緻密かつ豊かな色構成で、独自の作風を確立している。工芸技術としての「木版摺更紗」は、2008年9月11日に国の重要無形文化財に指定され、同日付けで鈴田滋人がその保持者として各個認定された(いわゆる人間国宝)。

1982年、第29回日本伝統工芸展で初入選を果たす。1996年に第43回日本伝統工芸展日本工芸会奨励賞、1998年には第11回MOA岡田茂吉賞工芸部門優秀賞と、第45回日本伝統工芸展NHK会長賞(優秀賞)を受賞する。さらに、2003年には第23回伝統文化ポーラ賞優秀賞を受賞した。2024年、旭日小綬章受章[1]

鹿島市に工房を持ち、創作活動を行っている。

脚注

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  1. ^ 『官報』号外259号、令和6年11月5日

外部リンク

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