鉾島
鉾島 | |
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鉾島(越前海岸) | |
所在地 | 日本 福井県福井市 |
所在海域 | 日本海 |
座標 | 北緯36度06分16秒 東経136度02分15秒 / 北緯36.10444度 東経136.03750度座標: 北緯36度06分16秒 東経136度02分15秒 / 北緯36.10444度 東経136.03750度 |
最高標高 | 50 m |
プロジェクト 地形 |
鉾島(ほこしま)は、福井県福井市南菅生町に位置する黒雲母角閃石流紋岩の柱状節理の島である。
約1500万年にマグマが周囲の地層を貫いた柱状節理でできており地学的に東尋坊や雄島の柱状節理を調べる上で重要な島である。
また、頂上にはクロマツ等がのこり海鳥の巣もある、また釣り人やドライブの休憩場としても人気の島である。
鉾島の伝説
[編集]今は昔、この小さな漁村にある若い漁師が住んでいた。 村一番の働き者だった若者は、病に伏せっている老母一人をの食い扶持に、朝早くから海に舟を出し、病身の滋養にと鯛を獲っては雑炊をこしらえ木のへらで母の口に運んでやる親孝行者であった。
ある夏も終わりの夕暮れのこと。村の海岸がすぐ見える沖で差してあった網を上げていた、すると碧色の海の底から何やら眩しく光る物が網とともに揺れて上がってくるではないか、「魚じゃねえなあ。何やろか。」 首をかしげながら上げてみると、何とそれは不動明王の像だった。
家に持ち帰った太平は、明日にでも網元の親爺さんに相談に行こうと、その晩はその不動明王像を枕元に置いて床に就いた ところがその夜、不動明王が太平の夢枕に立った。
「親孝行な息子よ。お前は私を鉾島の頂きに祀るのじゃ。大事にいたせよ。」と地割れのするような声で叫ぶと明王は消えた。
夢枕で起きたが、まだ薄暗い朝ぼらけ、路を駆け、近所の村の大工をたたき起していきさつを話し、二人して小さな祠を作った。そしてその不動明王を祭った。
すると、村の漁師たちが漁に出ている間は嵐や荒波がぴたりと止んだ。そればかりか魚もたいそう獲れるようになったという。
以来数百年の時を超えて今日でも鉾島の明王様は村人たちの篤い信仰を集めているということである。 (看板資料より)
交通アクセス
[編集]参考文献
[編集]- 「福井市自然史博物館」編 『ふくい地質景観百選』