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鎌倉五名水

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鎌倉五名水(かまくらごめいすい)または鎌倉五水(かまくらごすい)は、江戸時代編纂の『新編鎌倉志』で良質水に選定された、神奈川県鎌倉市内の5ヶ所の湧水である。

  1. 梶原太刀洗水(かじわらたちあらいみず)
    朝比奈切通しにある湧水。梶原景時上総広常を謀殺した後、その太刀を洗い清めた水だと伝わる。
  2. 金龍水(きんりゅうすい)[1]
    建長寺門前にあったが、道路拡張工事の際に埋められ、現存しない。
  3. 銭洗水(ぜにあらいみず)[2]
    銭洗弁財天宇賀福神社の湧水。源頼朝霊夢に従い見つけたと伝わり、この水で銭貨を洗うと何倍にもなって返ってくるといわれる。
  4. 日蓮乞水(にちれんこいみず)[3]
    名越切通しにある湧水。日蓮が杖を突き刺したら湧き出たと伝えられる。
  5. 不老水(ふろうすい)[4]
    建長寺境内にあったとされるが、現存しない。

脚注

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参考文献

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  • 新編鎌倉志』(1685年
    • 河井恒久 等編 編「巻之三 建長寺」『新編鎌倉志』 第5冊、大日本地誌大系刊行会〈大日本地誌大系〉、1915年、48-62頁。NDLJP:952770/39 
    • 河井恒久 等編 編「巻之五 佐介谷/銭洗水」『新編鎌倉志』 第5冊、大日本地誌大系刊行会〈大日本地誌大系〉、1915年、99頁。NDLJP:952770/64 
    • 河井恒久 等編 編「巻之七 日蓮乞水」『新編鎌倉志』 第5冊、大日本地誌大系刊行会〈大日本地誌大系〉、1915年、135-136頁。NDLJP:952770/82