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鎮西清高

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鎮西 清高ちんぜい きよたか
生誕 (1933-12-06) 1933年12月6日
日本の旗 日本 長野県下伊那郡下條村
死没 2023年7月27日(2023-07-27)(89歳没)
研究分野 地質学
古生物学
研究機関 東京大学
京都大学
大阪学院大学
出身校 横浜国立大学学芸学部(現:教育学部)
東京大学大学院数物系研究科
プロジェクト:人物伝
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鎮西 清高(ちんぜい きよたか、1933年12月6日 - 2023年7月27日[1])は、日本地質学古生物学者。京都大学名誉教授、大阪学院大学名誉教授。専門は、軟体動物化石の古生態・日本列島の地史。

理学博士東京大学・1961年)(学位論文「馬渕川谷新第三系の地質学的及び古群集生態学的研究」)。長野県下伊那郡下條村出身。

略歴

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業績

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  • 近代古生態学の開拓者の一人である。
  • 化石群集古生態を論ずる際の基礎となる現象の一つ「時代的相同」の現象を発見した。これによって時代の異なる群集間の群集構造の比較が合理的に行われるようになった。またこれをもとに、日本の新第三紀貝化石群の変遷を総括した[3][4]
  • テチスの下部ジュラ系産、正体不明化石が翼形類の固着性二枚貝であることを証明し、その機能形態を論じた[5]
  • 日本の白亜系から極端に細長い化石カキを発見、その形態や貝殻構造を記載し、生態を論じた[6]
  • カキなど固着性二枚貝で泥底に適応しているものについて、その機能形態と進化を論じた[7]
  • 地球物理学者の上田誠也惑星科学者の松井孝典ら他の地球科学者とともにNHKの『地球大紀行』の制作に関わった。鎮西は『地球大紀行』単行本(全6巻)の見返しデータ作成及び単行本第4巻の取材協力・写真・資料提供、そして単行本第4巻の付録の執筆を担当した。
  • 京都大学総合博物館の設立に尽力した。
  • 日本古生物学会および日本第四紀学会の会長を務めた。

主な受賞歴など

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主な編著書・訳書

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脚注・出典

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  1. ^ 日本地質学会News Vol.26 No.12』日本地質学会、2023年12月、p.23
  2. ^ a b c d e f 交詢社 監修 『日本紳士録 第78版』 交詢社出版局 編集、ぎょうせい 発行、2004年4月5日、ち 227頁。
  3. ^ CHINZEI Kiyotaka (1984) Ecological parallelism in shallow marine benthic association of Neogene molluscan faunas of Japan. Geobios, Memoire special 8, 135-143.
  4. ^ CHINZEI Kiyotaka (1978) Neogene molluscan faunas in the Japanese Islands: an ecologic and zoogeographic synthesis. The Veliger, 21, 155-170.
  5. ^ CHINZEI Kiyotaka (1982) Morphological and structural adaptations to soft substrates in the Early Jurassic monomyarians Lithiotis and Cochlearites. Lethaia, 15, 179-197.
  6. ^ CHINZEI Kiyotaka (1986) Shell structure, growth, and functional morphology of an elongate Cretaceous oyster. Palaeontology, 29, 139-154.
  7. ^ CHINZEI Kiyotaka (2012) Adaptation of oysters to life on soft substrates. Historical Biology, 25, 223-231.

関連項目

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外部リンク

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