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アベニュー946

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
長崎屋釧路店から転送)
アベニュー946
avenue 946
店舗概要
所在地 085-0014
北海道釧路市幸町14丁目1-9
座標 北緯42度59分24秒 東経144度22分42秒 / 北緯42.99000度 東経144.37833度 / 42.99000; 144.37833 (アベニュー946)座標: 北緯42度59分24秒 東経144度22分42秒 / 北緯42.99000度 東経144.37833度 / 42.99000; 144.37833 (アベニュー946)
開業日 2003年平成15年)9月6日[1][2]
閉業日 2016年平成28年)8月31日
正式名称 釧路ショッピングセンター
施設管理者 武田商事
延床面積 15,400 m²
中核店舗 ツルハドラッグ、マルセンクリーニング、他
営業時間 10:00 - 19:00(食品売り場「花夢音」と「ツルハ」のみ10:00 - 20:00)
駐車台数 250台
前身 長崎屋&アベニュー946釧路店[1]
後身 ベガスベガス釧路店[3]
最寄駅 釧路駅
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アベニュー946(アベニュー・クシロ、avenue 946)は、かつて北海道釧路市幸町14丁目1-9に存在した、JR釧路駅近くの商業ビルの名称である。

2002年(平成14年)2月11日まで、全国大手スーパー長崎屋釧路店がキーテナントとして入居・運営されていた[1]。長崎屋の閉店後、建物を所有する地元企業の「武田商事」自身が直接経営・運営する地元大型商業施設であったが、2016年8月31日をもって閉店した。

沿革

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前史

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  • 1976年(昭和51年)4月4日 釧路市内では初めて大規模小売店舗法(後の大店立地法の前身にあたる法律)適用となる長崎屋釧路店が開店[1]
  • 2000年(平成12年)2月13日 長崎屋の会社本体が会社更生法を申請[1]、経営破綻により店舗の見直しを余儀なくされ、全国の不採算店舗の閉鎖を決定。
    • 2008年(平成20年)5月1日 長崎屋取締役副会長となっていた成沢潤治(ドン・キホーテ代表取締役社長兼COO)が長崎屋代表取締役社長に昇格就任し[4]、9月5日に株式を追加取得して長崎屋本体を完全子会社化。
  • 2002年(平成14年)2月11日 釧路店閉店[1][5]、その後約1年半閉鎖状態となる。

本史

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  • 2003年(平成15年)
    • 9月6日 食料品売場を核とし多数のテナントが入居する大型商業施設ビル アベニュー946として新たに起業・開店[2]。テナントのひとつとして長崎屋も衣料部門のサンバードのみ店舗を再開した。当初は7月にオープンを目指していたが[6] テナント探しに難航し[7] この日に変更、さらに全館一括オープンの予定だったが、3・4階の工事が間に合わなかったため1・2階フロアのみ先行開業[8]
    • 9月20日 全館グランドオープン[9]
  • 2004年(平成16年)3月 長崎屋時代も含め、今まで一般客が出入り出来なかった5階フロアを屋内パークゴルフ場としてオープン[10]。同じく従業員専用だった唯一のエレベーター施設も一般客に利用開放される。
  • 2006年(平成18年)9月 1階食料品売場の親会社である有限会社グリーンキャロットが釧路地方裁判所から破産宣告を受け撤退[11](アベニュー946起業・開店後、最初の食料品売場休業)。
  • 2007年(平成19年)2月17日 旧グリーンキャロット跡にアークスグループフクハラアベニュー店が開店し、食料品売場が再開される[12]
  • 2008年(平成20年) 長崎屋サンバード(衣料)釧路店が閉店し、再び釧路から撤退。
  • 2010年(平成22年)11月 4階に巨大室内遊園地 キッズUSランドがオープン[13]
  • 2011年(平成23年)4月12日 この日を最後にフクハラアベニュー店が閉店[14](アベニュー946起業・開店後、二度目の食料品売場休業)。
  • 2013年(平成25年)11月(および2019年(平成31年)1月) 「建築物の耐震改修の促進に関する法律(耐震改修促進法 平成7年法律第123号)」に対する法律等の改正施行(国土交通省管轄の許認可権)。
  • 2016年(平成28年)
    • 1月 前述の耐震改修促進法の改正基準に達していない事が判明していた3階から5階までのフロアを閉鎖、該当店舗の一部は1・2階へ移動し集約[15]
    • 3月27日 建物を所有する武田商事は入居テナントに対し、建物の老朽化などを理由に8月末から9月上旬にアベニュー946を閉店する意向を表明[15]
    • 8月31日 予定通り閉店。長崎屋時代も含め40年近く駅前西地区で営業してきた歴史に幕を閉じた。

後史

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主なフロア構成

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全フロアの総床面積は、1万5,400m²。開店当初、4Fは「昭和30年代の釧路の町並みをイメージした飲食と物販ゾーン」というコンセプトを基に、内装(三輪自動車ダイハツ・ミゼットの常設展示など)やテナント構成が組まれていた。最盛期には50店近いテナントが入居した[15]

フロア概要
5F(塔屋)・屋上 室内パークゴルフ場(有料)、屋上ビアガーデン釧路大漁どんぱく等、釧路市内祭事期間のみ開設)
4F 飲食店街(ハンバーグレストランラーメン屋喫茶店)、インターネットカフェ漫画喫茶骨董品店、ゲーセン文化教室(絵画、手芸、ダンス、伝統舞踊、あみものなど)、福祉・IT教室、保険代理店、イベントスペース(通称:幸町小学校)
3F 100円ショップダイソー、駄菓子屋(昭和懐古向け)兼衣類店、シアトル系カフェ、切手・コイン・金券ショップ、アジアン雑貨、ジーンズショップ、写真スタジオ美容室、洋服直し
2F 服屋(専門店街)、化粧品店、
1F 食料品売場(一部を除き閉鎖中)、アジアン雑貨、和洋菓子店、ベーカリー喫茶ドラッグストアライターショップ、高齢者向けCDショップ演歌中心)、クリーニング店、ファンシー雑貨、旅行代理店、時計兼アクセサリー店、催事、鍵屋(建物外に入居)

主なテナント

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開催された主な催事イベント

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長崎屋旧釧路店時代について

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主なテナント

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近隣

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関連項目

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脚注・出典

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  1. ^ a b c d e f 釧路市地域史研究会 『釧路市統合年表:釧路市・阿寒町・音別町合併1周年記念』 釧路市 、2006年10月。
  2. ^ a b “複合商業施設「946」きょう開業 長崎屋釧路店跡 周辺住民ら期待”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2003年9月6日)
  3. ^ “2019年1 - 2月にオープン ベガスベガス釧路店新築”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2018年5月4日). https://e-kensin.net/news/105642.html 2018年6月26日閲覧。 
  4. ^ “長崎屋、新社長に成沢潤治ドン・キホーテ社長が就任”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2008年4月11日)
  5. ^ 釧路市統合年表2002年2月 (PDF)
  6. ^ 長崎屋跡、7月に再開*テナント入店*昔の商店街再現も*釧路
  7. ^ 長崎屋釧路店跡*オープン9月に延期*テナント探し難航
  8. ^ 釧路市統合年表2003年9月 (PDF)
  9. ^ 長崎屋釧路店跡の「アベニュー・946」*全面オープンは来月20日に延期*改装工事間に合わず*6日は1、2階のみ
  10. ^ 釧路の複合商業施設内*来月、パークゴルフ場”. フォト海道(道新写真データベース) (2004年2月14日). 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月2日閲覧。
  11. ^ a b “地場スーパー相次ぎ破産 淘汰の波 またも 客は困惑「買い物に苦労」”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年10月3日)
  12. ^ a b “スーパー道内大手 フクハラが新店舗 アベニュークシロ1階 グリーンキャロット跡 来年2月 北大通の活性化期待”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年12月26日)
  13. ^ アベニュー・クシロ”. SHOP 946. 2016年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月2日閲覧。
  14. ^ a b “アベニューのフクハラ閉店 SC開業で方針 「競合店相次ぎ」併存断念 “買い物難民”懸念 後継店探し急務”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2011年3月19日)
  15. ^ a b c “釧路市の商業施設「アベニュー・クシロ」8月にも閉店”. 北海道新聞. (2016年4月1日). https://www.facebook.com/kushiro.doshin/photos/a.264535147045391.1073741828.263011720531067/554847378014165/?type=3&theater 2016年9月13日閲覧。 
  16. ^ “駅前の商業施設跡地に大手パチンコ店出店へ”. 釧路新聞. (2017年4月7日). http://www.news-kushiro.jp/news/20170407/201704072.html 2017年4月20日閲覧。 
  17. ^ “「ベガスベガス釧路店」6月着工”. リアルエコノミー. (2018年5月1日). オリジナルの2021年8月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210802030957/https://hre-net.com/keizai/keizaisougou/30441/ 2021年8月2日閲覧。 
  18. ^ a b c 加盟店紹介 - アベニュー946”. 日専連釧路. 2017年4月20日閲覧。
  19. ^ アベニュー・クシロ長崎屋跡*浦河の衣料小売店が進出*16日に「ショウエー」*子供持つ主婦層が狙い
  20. ^ <道東経済ファイル>柳月が移転オープン
  21. ^ アベニューの駄菓子屋さん”. FMくしろパーソナリティ・さとう晴美ブログ『さとぶらりん』. ライブドア (2016年8月31日). 2017年4月20日閲覧。
  22. ^ 営業所一覧”. マルセンクリーニング. 2016年1月20日閲覧。
  23. ^ kid's US.LAND 店舗一覧”. ユーエスマート株式会社. 2016年1月20日閲覧。
  24. ^ ジオス破綻*釧路の受講生困惑*扉閉鎖、講師の姿もなく
  25. ^ 【音楽研究部】アベニュー・クシロで応援ライブ”. 部局活動報告. 北海道湖陵高等学校 (2016年8月16日). 2018年6月26日閲覧。

外部リンク

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