長田俊樹
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長田 俊樹(おさだ としき、1954年11月 - )は、日本の言語学者。総合地球環境学研究所名誉教授。ムンダ語研究者。
人物情報 | |
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生誕 | 1954年(69 - 70歳) |
国籍 | 日本 |
出身校 |
北海道大学文学部 北海道大学大学院文学研究科 ラーンチー大学大学院地域部族言語研究科 |
学問 | |
研究分野 | ムンダ語学 |
研究機関 |
国際日本文化研究センター 京都造形芸術大学 総合地球環境学研究所 |
学位 | Ph.D.(ラーンチー大学) |
学会 | 日本言語学会 |
来歴・人物
[編集]兵庫県神戸市出身。父は言語学者・中国文学者で神戸市外国語大学名誉教授の長田夏樹でその次男。
北海道大学文学部卒業後は北海道大学大学院文学研究科に進み、1984年に修士課程修了。1991年にインドのラーンチー大学博士課程修了。
国際日本文化研究センター助手、京都造形芸術大学教授を経て、2003年10月より総合地球環境学研究所教授。2012年3月末をもって、総合地球環境学研究所を定年退職。同名誉教授。2014年より神戸市外国語大学客員教授。
著書
[編集]- 『ムンダ人の農耕文化と食事文化:民族言語学的考察:インド文化・稲作文化・照葉樹林文化』(日文研叢書8、1995年)
- 『ムンダ人の農耕儀礼:アジア比較稲作文化論序説:インド・東南アジア・日本』(日文研叢書21、2000年)
- 『新インド学』(角川書店「角川叢書」、2002年)
- 改訂版『アーリヤ人の誕生:新インド学入門』(講談社学術文庫、2024年6月)ISBN 978-4065359266
- 『インダス文明の謎:古代文明神話を見直す』(京都大学学術出版会「学術選書」、2013年)ISBN 978-4876988648
- 『上田万年再考:日本言語学史の黎明』(ひつじ書房、2023年)ISBN 978-4823411700
共著
[編集]- 杉山三郎・陣内秀信『文明の基層:古代文明から持続的な都市社会を考える』(東京大学出版会、2015年)ISBN 9784130031523
編著
[編集]- 『インダス:南アジア基層世界を探る <環境人間学と地域>』(京都大学学術出版会、2013年)ISBN 9784876983001
- 『日本語「起源」論の歴史と展望:日本語の起源はどのように論じられてきたか』(三省堂、2020年)ISBN 9784385365084
共編著
[編集]- 山折哲雄『日本人はキリスト教をどのように受容したか』(日文研叢書17、1998年)
- アレキサンダー・ボビン『日本語系統論の現在』(日文研叢書33、2000年)ISBN 490155817X
翻訳
[編集]- ピーター・ベルウッド『農耕起源の人類史』佐藤洋一郎共監訳、京都大学学術出版会、2008年。ISBN 9784876987221
- ニコラス・エヴァンズ『危機言語:言語の消滅でわれわれは何を失うのか』大西正幸・森若葉共訳、京都大学学術出版会 2013年。ISBN 9784876982097