長良川鉄道ナガラ600形気動車
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長良川鉄道ナガラ600形気動車 | |
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重連での試運転 | |
基本情報 | |
運用者 | 長良川鉄道 |
製造所 | 新潟トランシス |
製造初年 | 2022年 |
製造数 | 2両 |
運用開始 | 2022年4月 |
主要諸元 | |
軌間 | 1,067mm |
車両定員 | 116人[3] |
自重 | 32.4 t[2] |
長さ | 17,970mm[1] |
幅 | 3,160mm[4] |
高さ | 4,076mm[5] |
機関 | 三菱重工業製SA6D125HE-2×1基 |
長良川鉄道ナガラ600形気動車 (ながらがわてつどうナガラ600がたきどうしゃ)とは、2022年より製造、運用が開始された、長良川鉄道の気動車である。
概要
[編集]- 2022年4月3日から運行を開始した[6][7]。国鉄急行色をイメージした外観とし[8]、制服や運行機器を旧式風としたイベント車両とする計画である[9][10]。
- 導入はナガラ200形の更新に伴うもので、鉄道ファンにも魅力のある車両を導入し誘客拡大につなげる狙いがある[11]。
- 長良川鉄道としては初の半自動ドアを採用し、車内はロングシートで車椅子スペースが2か所設けられている[11]。車体の長さは17.5メートル[11]、定員は116人[11]。ブレーキの方式が他形式車とは違い電気指令式ブレーキであるため、他形式車と連結することはできない。
- 601号車は国鉄時代に越美南線で運行されていた急行「おくみの」の外観と長良川の青をベースにした内装を復刻した車両[11]で、愛称は「おくみの号」である。
- 602号車は2024年3月27日から運行開始[12]。国鉄キハ48形の内外装を再現した車両であり、外観塗装は柿色(朱色5号)、座席は青色を基調とする。愛称は「パーシモン美濃里号」である[13]。車内には愛称のパーシモン(柿)にちなみ、生柿や干し柿(堂上蜂屋柿)の食品サンプルなどが展示されている。
車歴
[編集]形式 | 車両番号 | 製造 | 廃車 |
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ナガラ600 | 601 | 2022年4月 | - |
ナガラ600 | 602 | 2024年3月 | - |
出典
[編集]- ^ 長良川鉄道
- ^ 長良川鉄道
- ^ 長良川鉄道
- ^ 長良川鉄道
- ^ 長良川鉄道
- ^ “長良川鉄道 ナガラ600形おくみの号 営業運転”. 鉄道コム. 鉄道イベント情報. 朝日インタラクティブ (2022年3月25日). 2022年3月26日閲覧。
- ^ “ナガラ601「急行 おくみの号」で営業運転を開始”. 鉄道ファン・railf.jp. 鉄道ニュース. 交友社 (2022年4月4日). 2022年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
- ^ “長良川鉄道の新車両「おくみの号」出発式 関駅、1日駅長に上山アナ”. 中日新聞Web (chunichi.co.jp). 中日新聞社 (2022年4月4日). 2022年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
- ^ 長良川鉄道、国鉄色の新車導入 制服復刻へクラファン 2021年9月30日 日本経済新聞(2021年10月1日閲覧)
- ^ “長良川鉄道新型気動車導入!”. 鉄道ホビダス. ニュース. ネコ・パブリッシング (2021年10月2日). 2022年3月11日閲覧。
- ^ a b c d e “新車両は旧国鉄時代の急行カラー CFで資金調達も 長良川鉄道”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2021年10月9日) 2022年3月11日閲覧。
- ^ 「キハ48系再現、長良川鉄道「パーシモン美濃里号」出発 旧国鉄時代の柿色復刻、柿料理列車も計画」『岐阜新聞』岐阜新聞社、2024年3月28日。2024年3月29日閲覧。
- ^ 『新型車両ナガラ600形602号車の導入について』(プレスリリース)長良川鉄道、2024年2月7日 。2024年2月9日閲覧。