コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

長谷川秀記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

長谷川 秀記(はせがわ ひでき、1950年〈昭和25年〉9月6日 - 2017年〈平成29年〉6月11日)は、日本の出版者。自由国民社社長時代に「新語・流行語大賞」の開催や「現代用語の基礎知識」のCD-ROM化などをおこなった。1986年に設立された日本電子出版協会には設立準備会から参加するなど、日本における電子出版の発展に尽力した。また鉄塔ファンとしてはサルマルヒデキという名前を使っていた。

略歴

[編集]
  • 1950年9月6日 - 長谷川國雄(自由国民社創業者)の長男として生まれる
  • 1969年3月 - 東京都立千歳高等学校を卒業
  • 1978年9月 - 明治大学法学部を卒業
  • 1979年 - 自由国民社に入社
  • 1980年10月 - 自由国民社社長に就任
  • 1984年12月 - 第1回「新語・流行語大賞」を開催
  • 1986年頃 - 日本電子出版協会の設立準備会に参加
  • 1988年1月 - 総合プロデュースしていた『現代用語の基礎知識』CD-ROM版が発売される[1]
  • 1991年10月 -EPWINGコンソーシアムに参加。電子ブックコミッティー副代表になったのもこの頃?[2]
  • 1995年10月 - 自由国民社会長に就任
  • 1997年 - 日本電子出版協会(JEPA)会長に就任(2003年まで)。EPWINGコンソーシアム会長に就任[3]
  • 1998年8月 - 自由国民社会長を辞任。有限会社自由電子出版を設立
  • 2004年3月 - ブログ「毎日送電線」[4]を開始
  • 2008年6月 - NHK BS『熱中夜話』に鉄塔熱中人として出演[5]
  • 2012年12月 - 著書『デジタルテキスト編集必携[技法編]』刊行(この頃、日本電子出版協会監事、日本エディタースクール講師)
  • 2014年 - この頃、明星大学の講師になる[6]
  • 2016年9月14日 - 日本電子出版協会 創設30周年記念講演『日本の電子出版30年の軌跡』[7][8](この頃、日本電子出版協会顧問)
  • 2017年6月11日 - 自宅にて逝去
  • 2017年12月 - 「第11回 JEPA電子出版アワード」特別功労賞を受賞(電子出版への貢献に対して)

著書

[編集]
  • 『電子出版の実務』(日本エディタースクール出版部、1997年3月、共著)
  • 『電子図書館』(勁草書房、1999年7月、共著)
  • 『東京鉄塔―ALL ALONG THE ELECTRICTOWER』(自由国民社、2007年8月、サルマルヒデキ名義)
  • 『電子出版クロニクル』(日本電子出版協会、2009年1月、編集/執筆)
  • 『デジタルテキスト編集必携[技法編]』(翔泳社、2012年12月)

など

脚注

[編集]
  1. ^ K, 「「現代用語の基礎知識」,CD-ROM化」『情報の科学と技術』 1988年 38巻 2号 p.106-, doi:10.18919/jkg.38.2_106_4
  2. ^ 電子出版の歴史と団体によれば、電子ブックコミッティー代表は当時岩波書店辞典部長だった西川秀男であった。また電子ブックコミッティ―は2000年4月に解散した(電子ブックと電子ブックコミティーの思い出 (長谷川秀記))。
  3. ^ 電子出版の歴史と団体によれば、97年までは元岩波書店社長の安江良介がEPWINGコンソーシアム会長であった
  4. ^ 毎日送電線 鉄塔旅日記 - 本人による更新は2016年9月27日まで続いた
  5. ^ 『熱中夜話』 - 毎日送電線(2008年6月11日)
  6. ^ 2014年07月30日 ポスト電子出版元年の曲がり角 - 日本電子出版協会(2014年7月30日)
  7. ^ 2016年9月14日 日本電子出版協会 創設30周年記念講演会 - 日本電子出版協会(2016年9月15日)
  8. ^ 長谷川秀記, 「日本の電子出版30年の軌跡:電子辞書・電子書籍の黎明期から現在まで」『情報管理』 2016年 59巻 9号 p.587-598, 公doi:10.1241/johokanri.59.587, NAID 110002828684

外部リンク

[編集]