長谷川顕
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長谷川 顕(はせがわ けん、生年不明 - 1985年(昭和60年)3月20日)は、戦前から戦後にかけてに活躍した日本の歌手、サックス演奏者。別名:伊藤 英二。
経歴・人物
[編集]第二次カジノ・フォーリーの専属ジャズバンドを率いた。その後南里文雄率いるジャズバンド『南里文雄とホット・ペッパーズ』でテナーサックスを吹いていた。1935年(昭和10年)から翌年にかけてタイヘイで10面ほどのジャズソングを吹き込み、特にコメディーソングを得意としていた。同年7月に発売された『凸凹人生』の原曲は、後に榎本健一が歌って有名になった『洒落男』である。また阪神間の杭瀬にあったダンスホール「パレス」にジャズバンドを率いて出演し、その後1937年(昭和12年)にはタンゴバンドに衣替えしている。戦後は伊藤英二と名乗り、『伊藤英二とスイングエンゼルス』というバンドを率いた。1985年(昭和60年)に死去。
代表曲
[編集]- 『凸凹人生(洒落男)』(訳詞 松本英一、編曲 南里文雄、昭和10年)
- 『オゝいや』(訳詞 小笠原新、編曲 平茂夫、ミス・タイヘイとのデュエット、昭和10年)
- 『イエスサー流線型ヨ』(昭和10年)
- 『土人のお祭』(昭和10年)
- 『君を偲びて』(漣菊子とのデュエット、昭和11年)
- 『ボクの虎の巻(月光価千金)』(昭和11年)
- 『イエス・サー、ザッツ・マイ・ベイビー』(昭和11年)
- 『一文なしでハッチャッチャ』(昭和11年)
参考文献
[編集]『Sweet Voices ニッポンのスウィング・エラ KING&TAIHEI collection 1934-1942』キングレコード(2011) ASIN B005XOK8NM - 解説
『戦前ジャズ歌謡全集・タイヘイ篇 1931-1940』ぐらもくらぶ(2015) ASIN B017923FH6 - 解説