阿波々神社
表示
阿波々神社 | |
---|---|
所在地 | 静岡県掛川市初馬5419番地 |
位置 | 北緯34度50分29.02秒 東経138度4分3.53秒 / 北緯34.8413944度 東経138.0676472度 |
主祭神 | 阿波比売命 |
社格等 |
式内社 郷社 |
創建 | 736年 |
本殿の様式 | 流造 |
例祭 | 4月10日 |
阿波々神社(あわわじんじゃ、Awawa Jinja)は、静岡県掛川市初馬にある神社。粟ヶ岳の山頂付近に鎮座する。
概要
[編集]祭神として阿波比売命を祀り、736年に創建された[1]。阿波々神社の境内には、素戔嗚命と櫛稲田姫を祀った八重垣神社も併設されている[1]。
周辺は照葉樹林に覆われており、この林は「阿波々神社の社叢」として掛川市が文化財に指定し、天然記念物として保護している[2][3]。また、この森の中では大きな岩が散見されるが、それらは磐座として祀られていた[1][3]。
沿革
[編集]736年の創建以来、延喜式内社に列せられ崇敬を集め、掛川城城主の保護を受けてきた[1]。しかし、戦国時代に社殿が焼失してからは、明治年間にいたるまで神社の整備は停滞した[1]。明治に入ると郷社に列せられ、1884年に本殿や拝殿が改築するなど復興が進んだ[1]。太平洋戦争による停滞を挟み、1987年に本殿を山頂に遷座するなど、整備が進められている[1]。
粟ヶ岳の無間の鐘
[編集]遠州七不思議のひとつにも挙げられ、隣接する無間山観音寺にあった梵鐘である。鐘を撞けば死後に無間地獄に堕ちるが、現世では巨万の富を得られるとされていた。明応のころ、これを憂えた住職が鐘を井戸に沈めたと伝えられており、その井戸が阿波々神社の境内に残されている[1][4]。
後世になると、この井戸に折った榊の枝を逆さに投げ入れると、鐘を撞いたことと同じ功徳があるとされるようになった[4]。
観音寺は1961年に、掛川市の常現寺へ合祀され廃寺となっている[5]。
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 阿波々神社トップページ - 公式ウェブサイト。