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阿部青鞋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

阿部 青鞋(あべ せいあい、1914年11月7日 - 1989年2月5日)は、俳人。本名は麗正(よしまさ)。

現在の東京都渋谷区に生まれる。1933年高輪学園卒業。1936年新興俳句系の「句帖」に参加。1937年渡辺白泉らの同人誌「風」に参加。「螺旋」「動線」を創刊。1940年住谷栄子と結婚。1941年8月に召集を受けるが、大陸で戦病となり11月に解除。1945年岡山県英田郡巨勢村(現・美作市)に疎開、以後33年間同地に居住した。1957年「花実」参加。1958年俳句評論」参加。1959年受洗1963年「瓶」(のち「壜」)創刊。「八幡船」参加。同年公務を退き林野協会牧師となる。1969年永田耕衣の初期句集『真風』を編集発行。1974年「対流」参加。1978年東村山市の次女夫婦宅に転居。1983年第30回現代俳句協会賞受賞。1989年死去(享年74)。

代表的な句に「かたつむり踏まれしのちは天の如し」「永遠はコンクリートを混ぜる音か」など。比喩に飛躍のあるユニークな句を多数作っている。

句集

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  • 『句壷抄』(1957年)
  • 『阿部青鞋集』(1966年)
  • 『火門集』(1968年)
  • 『樹皮』(1968年)
  • 『続・火門集』(1977年)
  • 『霞ヶ浦春秋』(1979年)
  • 『火門私抄』(1982年)
  • 『ひとるたま』(1983年)
  • 『阿部青鞋俳句全集』 暁光堂 (2021年)

参考文献

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  • 阿部青鞋 『現代名俳句集 第一巻』 新教社、1941年
  • 阿部青鞋 『俳句の魅力 阿部青鞋選集』 妹尾健太郎編、沖積舎、1994年

外部リンク

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