雲をあやつる
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『雲をあやつる』 | ||||
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ヒカシュー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1714studio IGO studio live recorded at Echigo-Tsumari Art field 2022年6月30日 | |||
ジャンル | ロック・即興音楽 | |||
時間 | ||||
レーベル | MAKIGAMI RECORDS | |||
プロデュース | 巻上公一 | |||
ヒカシュー アルバム 年表 | ||||
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『雲をあやつる』(くもをあやつる)は、ヒカシューの18枚目のアルバム。2023年9月9日にMAKIGAMI RECORDSより発売。
『うわさの人類』以来42年ぶりのコンセプト・アルバム[1]。副題は、『「カバコフの夢」を歌う』。ジャケットは、イリヤ&エミリア・カバコフによる作品『空を飛ぶ男』。
概要
[編集]2022年に、「大地の芸術祭」という新潟のイベントに「カバコフの夢」という展示をするにあたり、イリヤ&エミリア・カバコフの作品『棚田』の前で演奏することとなった[2]。その年の初頭から作り始め、夏に実演し、その後レコーディングに入った。スタジオの録音を基本として、「大地の芸術祭」でした演奏も組み合わせながら制作された。
収録曲
[編集]全作詩:巻上公一 イリヤ&エミリア・カバコフのテキストを一部使用(#3,6,9)
- 棚田に春霞(Spring haze over rice fields)
- 作曲:巻上公一
- 雲をあやつる(Cloud management)
- 作曲:三田超人
- どこまでが空なのか(How far is the sky?)
- 作曲:坂出雅海
- 祈りは今日も行方不明(Prayer is still missing today)
- 作曲:佐藤正治
- 紅茶の染みの全音符(Tea stain whole note)
- 作曲:巻上公一
- 人生の婉曲(アーチ)(The arch of life)
- 作曲:巻上公一
- ソロマトキンさんは運転手(Mr.Solomatkin is a driver)
- 作曲:三田超人
- 棚田式トランスパレント(Rice fields style transparent)
- 作曲:清水一登
楽曲解説
[編集]出典は巻上公一へのインタビュー[3]。
- 棚田に春霞
- 歌詞カードと異なる箇所がある。2番の途中からのシンセサイザーは巻上公一によるもの。
- どこまでが空なのか
- 所々歌詞カードと実際の歌が異なる。
- 祈りは今日も行方不明
- ヒカシューでは、アルバムの収録曲でもライブでも初めて佐藤正治がアコースティック・ギターを演奏した。
- 紅茶の染みの全音符
- 抽象性の高い曲だが、楽譜が存在する。
- 人生の婉曲(アーチ)
- 棚田式トランスパレント
- あらかじめカバコフの『棚田』の図象を写真に撮り、それをフィルムに写し、それぞれが別の譜面を作って置き、それを清水一登による5段階のサンプリングに合わせて演奏した。
参加ミュージシャン
[編集]- ヒカシュー
- ゲスト
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 棚田から「カバコフの夢」という古い楽譜が発掘され、それを演奏するというコンセプト。
- ^ https://ave-cornerprinting.com/hikashu-11162023/
- ^ https://ave-cornerprinting.com/hikashu-11162023/
- ^ ただし、指揮がそのまま楽譜になるのではなく、カバコフのポストカードに1,2,3,4と番号を付け、図形譜面的に使い、プラスしてハンドサインを用いた。