ケニー・レイボーン
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ミシシッピ州ハッティズバーグ |
生年月日 | 1974年11月22日(50歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 210 lb =約95.3 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 1997年 MLBドラフト17巡目 |
初出場 |
NPB / 2005年7月17日 CPBL / 2006年4月6日 KBO / 2007年4月6日 |
最終出場 |
NPB / 2005年9月30日 KBO / 2008年10月1日 CPBL / 2011年6月26日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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ジョージ・ケネス・レイボーン(George Kenneth "Kenny" Rayborn、1974年11月22日 - )は、アメリカ合衆国ミシシッピ州出身の元プロ野球選手(投手)。台湾球界での登録名は雷鵬。
経歴
[編集]1997年のMLBドラフト17巡目でボストン・レッドソックスと契約。メジャーに昇格することはできず、マイナーリーグ及びアメリカ独立リーグのチームを転々としていた。
2005年シーズン途中に広島東洋カープに入団。7月17日に一軍登録され、その日の対阪神タイガース戦(阪神甲子園球場)に初登板。勝ち星は付かなかったものの、最速150km/hのストレートを武器に阪神打線を7回無失点に抑え、チームの勝利に貢献した。当時のチーム状況と自身の名前から、翌日のスポーツ新聞等で「チームに光をもたらした」と称された。しかし、良い時は抑えるが悪い時は序盤に大量失点をしてしまい、最終的に防御率は5点台と期待外れに終わった。11月18日、戦力外通告を受けて退団。
その後、台湾のLa Newベアーズに移籍。登録名は雷鵬。2006年シーズンは16勝5敗の成績を挙げる活躍を見せた。アジアシリーズでは、予選の対北海道日本ハムファイターズ戦で先発し、8回途中まで無失点と好投した。
アジアシリーズ終了後の12月8日、韓国のSKワイバーンズと契約。2007年のアジアシリーズにも出場し、2年連続で日本の球団との対戦を果たした。中日ドラゴンズとの決勝戦に先発し、好投していたが5回に突如乱れて降板。その後SK打線の奮起もあり、自身に黒星は付かなかったもののチームは敗れ準優勝に終わった。NPBのレギュラーシーズン終了後、横浜ベイスターズがレイボーンの獲得調査を進めていると報じられたが[1]、実際に獲得に動くことはなくSKに残留することになった。
2008年もSKで活躍し、チームの韓国シリーズ連覇に貢献した。アジアシリーズに出場するため来日し、決勝での登板が予定されていたが、チームが台湾代表・統一セブンイレブン・ライオンズに敗れ決勝進出を逃したため、登板機会はなかった。オフの12月30日にSKを退団。
2009年は当初、アメリカ独立リーグのアトランティックリーグに加盟するサザンメリーランド・ブルークラブスに所属していたが、8月14日に台湾の統一セブンイレブン・ライオンズと契約した。
2010年は再びサザンメリーランド・ブルークラブスでプレー。
2011年の4月に再び統一セブンイレブン・ライオンズと契約したが、3試合の先発に終わり、7月に解雇された。
プレースタイル・人物
[編集]最速150km/hを超すストレートを軸に、スライダー・カーブ・シュートなどの多彩な変化球を投げ分ける。
下半身が柔軟で、台湾球界時代には一塁ベースカバーで送球を受けた際に股割りを披露した。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2005 | 広島 | 11 | 11 | 1 | 1 | 0 | 3 | 5 | 0 | 0 | .375 | 295 | 64.0 | 64 | 7 | 38 | 1 | 4 | 41 | 5 | 0 | 42 | 36 | 5.06 | 1.59 |
2006 | La New | 24 | 24 | 1 | 0 | 0 | 16 | 5 | 0 | 0 | .762 | 692 | 162.2 | 139 | 4 | 63 | 0 | 10 | 120 | 8 | 0 | 55 | 35 | 1.94 | 1.24 |
2007 | SK | 32 | 32 | 1 | 0 | -- | 17 | 8 | 0 | 0 | .680 | 800 | 184.2 | 167 | 13 | 86 | 0 | 13 | 98 | 74 | 67 | 3.27 | 1.37 | ||
2008 | 26 | 26 | 0 | 0 | 0 | 5 | 3 | 0 | 0 | .625 | 587 | 133.2 | 129 | 9 | 65 | 0 | 10 | 68 | 55 | 49 | 3.30 | 1.45 | |||
2009 | 統一 | 7 | 7 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | .833 | 194 | 45.1 | 49 | 1 | 15 | 0 | 4 | 28 | 3 | 0 | 15 | 14 | 2.78 | 1.41 |
2011 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 63 | 11.2 | 21 | 1 | 5 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 17 | 15 | 11.57 | 2.23 | |
NPB:1年 | 11 | 11 | 1 | 1 | 0 | 3 | 5 | 0 | 0 | .375 | 295 | 64.0 | 64 | 7 | 38 | 1 | 4 | 41 | 5 | 0 | 42 | 36 | 5.06 | 1.59 | |
CPBL:3年 | 34 | 34 | 1 | 0 | 0 | 21 | 8 | 0 | 0 | .724 | 949 | 219.2 | 209 | 6 | 83 | 0 | 14 | 154 | 11 | 0 | 87 | 64 | 2.62 | 1.32 | |
KBO:2年 | 58 | 58 | 1 | 0 | 0 | 22 | 11 | 0 | 0 | .667 | 1387 | 318.1 | 296 | 22 | 151 | 0 | 23 | 166 | 129 | 116 | 3.28 | 1.40 |
記録
[編集]- NPB投手記録
- 初登板・初先発:2005年7月17日、対阪神タイガース11回戦(阪神甲子園球場)、7回無失点
- 初奪三振:同上、2回裏に矢野輝弘から空振り三振
- 初勝利・初完投・初完封:2005年8月10日、対ヤクルトスワローズ12回戦(明治神宮野球場)
- NPB打撃記録
- 初打点:2005年8月3日、対読売ジャイアンツ13回戦(広島市民球場)、2回裏に高橋尚成から遊撃ゴロの間に記録
- 初安打:2005年9月18日、対中日ドラゴンズ18回戦(広島市民球場)、6回裏にルイス・マルティネスから右前安打
背番号
[編集]- 70 (2005年)
- 48 (2006年)
- 60 (2007年 - 2008年)
- 32 (2009年)
- 46 (2011年)
脚注
[編集]- ^ <野球>横浜、SKのレイボーン獲得へ 中央日報 2007.10.27 16:23 (2021年11月26日閲覧)