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電波の日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

電波の日(でんぱのひ)とは、電波の利用が日本国民一般に開放されたことを記念する日本記念日6月1日

歴史

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令和6年度電波の日・情報通信月間記念式典

1950年(昭和25年)6月1日に電波三法電波法放送法電波監理委員会設置法 )が施行されたことにちなみ、国民に対して電波利用に関する知識を普及啓発させる目的で、 1951年(昭和26年)に電波監理委員会電波記念日として制定した[1]。 電波監理委員会は1952年(昭和27年)8月1日に廃止され、電波行政を継承した郵政省1953年(昭和28年)に電波法の施行日にちなみ[2]電波の日として制定した[3]1977年(昭和52年)から6月1日から6月10日に「電波利用保護旬間」を設定 [4] し、電波利用の周知と啓発、不法無線局取締り等の活動 [5] をしている。 2009年(平成21年)に総務省は電波利用保護旬間を「電波利用環境保護周知啓発強化期間」と改称 [6] した。

また、1985年(昭和60年)の電気通信自由化を機会に、郵政省は6月1日から6月15日を「テレコム旬間」とし、電波のみならず情報通信の普及・振興を図る諸行事をとり行うようになった。 1994年(平成6年)にテレコム旬間は5月15日から6月15日の1か月間に「情報通信月間」と改称・拡大 [7] された。

毎年6月1日には、電波行政への協力者や、通信技術の発達・向上に貢献した功労者を表彰する「電波の日・情報通信月間記念式典」が開かれる[8]

脚注

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  1. ^ 電波監理委員会「電波記念日の制定について」『官報』第7296号、印刷庁、1951年5月9日、115頁。 
  2. ^ 村井「電波時事」『電波時報』第8巻第6号、電波振興会、1953年6月、107頁。 
  3. ^ 長谷慎一「電波の日に想う」『電波時報』第8巻第6号、電波振興会、1953年6月、14頁。 
  4. ^ 電波利用保護旬間について1.電波利用保護旬間 東北総合通信局 報道資料 平成20年5月21日(国立国会図書館のアーカイブ:2009年1月13日収集)
  5. ^ 平成19年版通信白書 第3章第2節3(3)電波利用環境の整備 ウ.適切な電波の監視・監理及び正しい無線局運用の徹底(ウ)電波利用環境保護のための周知・啓発活動 総務省情報通信統計データベース
  6. ^ 平成21年度電波利用環境保護周知啓発強化期間の実施 ≪電波のルールを守りましょう・みんなで守る電波のルール≫2.不法無線局対策の強化(参考)四国総合通信局 報道資料 平成21年5月19日(国立国会図書館のアーカイブ:2011年3月1日収集)
  7. ^ 情報通信月間 情報通信月間推進協議会事務局
  8. ^ 「電波の日」記念式典 情報通信などに貢献の個人と団体を表彰NHKニュース 2024年6月3日 2024年7月21日閲覧

関連項目

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