青団
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青団(チントゥアン[1])は、中華人民共和国の江南エリアで清明節に食べられる伝統的な餅菓子の一種[2][注釈 1]。青団子とも呼ばれる[3]。
概要
[編集]伝統的な青団はもち米、ヨモギ、あんこなどから作られ、日本でいう「草団子」や「草餅」のことだが、見た目はきらきらと光沢のある緑色をしており[1]、形状は日本の大福に近い[3]。青団の餡にはラードが加えられる[1]。
上海市の老舗店では、清明節前になると1日に10万個以上の青団を売りあげることもある[4]。青団には甘いものとしょっぱいものと2種類あるが、長江デルタ地域では甘いもののほうが人気が高く、売り上げの7割ほどが甘い青団である[4]。
近年では、「塩漬け卵と肉松の餡」[2]、「鶏肉とベーコン餡」[2]、「塩漬け肉とタケノコ餡」[5]、「バターカシューナッツ餡」[5]、「ドリアン餡」[5]などの青団も発売され、インターネット上で話題となっている[1]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “上海人が大好きな草団子、今年も続々と変わり種草団子が登場!”. Record China (2020年3月30日). 2024年11月4日閲覧。
- ^ a b c TG (2019年4月4日). “とどまることを知らない「青団」人気、上海老舗の人気商品に迫る”. 人民網. 2024年11月4日閲覧。
- ^ a b “青団子(青团:チントゥアン)” (PDF). わかやま国際交流通信. 和歌山県 (2019年4月). 2024年12月4日閲覧。
- ^ a b “清明節に人気の青団、1日10万個以上売れる老舗も 上海”. AFPBB (2024年4月4日). 2024年11月4日閲覧。
- ^ a b c KN (2020年3月3日). “清明節に食べる草餅・青団が続々発売開始 ドリアンやバターカシューナッツ餡が登場”. 中国国際放送. 2024年11月4日閲覧。