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青木昌治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
青木昌治
生誕 1922年3月6日
東京
死没 (1991-09-29) 1991年9月29日(69歳没)
国籍 日本の旗 日本
研究分野 電子工学
研究機関 東京大学工学部東京理科大学
出身校 東北大学理学部
主な業績 半導体の研究
主な受賞歴 丹羽高柳賞(業績部門)
丹羽高柳賞(功績部門)
東京都発明研究功労者賞
勲三等瑞宝章
プロジェクト:人物伝
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青木 昌治(あおき まさはる、1922年3月6日 - 1991年9月29日[1])は、日本の電子工学者

経歴

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東京出身[1]東北帝国大学理学部物理学科卒業[1]。1960年7月より東京大学工学部電子工学科助教授、1963年6月より教授を務め、1982年に定年退官。その後、東京理科大学工学部電子工学科の教授を務めた[1]。第12期日本学術会議会員[1]

1940年代末以降、熱電変換素子の研究で顕著な業績を挙げた。東京大学工学部電子工学科では化合物半導体発光ダイオードの材料の研究を進めた[2]

1991年9月29日、甲状腺癌のため死去[1]

著書

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  • 電子物性工学 コロナ社 (1964年) ISBN 9784339000733
  • 応用物性論 朝倉書店 (1969年) ISBN 9784254135565
  • 半導体の物理 産業図書 (1969年) 米国半導体電子工学教育委員会 (編集), 青木昌治 (翻訳)
  • 気体の物性工学・エネルギー変換 (1969年) 神山雅英 (編集), 青木昌治 (編集) オーム社
  • 画像工学 (1972年) 滝保夫 (編集), 青木昌治 (編集), 樋渡涓二 (編集) コロナ社
  • 応用物理 3 (1974年) 青木昌治 (著) 朝倉書店 ISBN 9784254135558
  • エネルギー論 (1976年) 向坊隆 (著), 青木昌治 (著), 関根泰次 (著) 岩波書店
  • 発光ダイオード (1977年) 青木 昌治 (編集) 工業調査会
  • オプトエレクトロニックデバイス 昭晃堂 (1986年) ISBN 9784785690236
  • 電子材料工学 (1993年) 青木昌治 徳山巍 電気学会 ISBN 9784886861412

論文等

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  • 青木昌治「セレン整流體の接觸電位差について」『応用物理』第18巻第10号、応用物理学会、1950年、352-353頁、doi:10.11470/oubutsu1932.18.352ISSN 0369-8009NAID 130003586311 
  • 青木昌治「熱電冷却展望」『応用物理』第26巻第6号、応用物理学会、1957年、215-228頁、doi:10.11470/oubutsu1932.26.215ISSN 0369-8009NAID 130003587103 
  • 青木昌治「太陽エネルギーの利用」『日本物理学会誌』第14巻第1号、日本物理学会、1959年、2-10頁、doi:10.11316/butsuri1946.14.2ISSN 0029-0181NAID 110002066550 
  • 青木昌治「半導体の熱電現象とその応用」『東京大学工学部電気工学・電子工学彙報』第10号、東京大学工学部電気工学科、1962年3月、ISSN 05637929NAID 40018128099 
  • 青木昌治, 菅義夫「テルル化蒼鉛による熱電冷却:その5: 熱電物質」『応用物理』第29巻第6号、応用物理学会、1960年、363-370頁、doi:10.11470/oubutsu1932.29.363ISSN 0369-8009NAID 130003587452 
  • 青木昌治「熱電発電の原理と応用」『日本機械学会誌』第68巻第557号、日本機械学会、1965年、805-811頁、doi:10.1299/jsmemag.68.557_805ISSN 00214728NAID 110002464034 

脚注

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  1. ^ a b c d e f 『現代物故者事典1991~1993』(日外アソシエーツ、1994年)p.12
  2. ^ 黎明期の人々, http://www.shmj.or.jp/museum2010/exhibi601.htm 

関連項目

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