青野由利
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青野 由利(あおの ゆり、1957年[1] - )は、日本の科学ジャーナリスト、新聞記者、毎日新聞社論説室専門編集委員。
略歴
[編集]- 東京都生まれ。東京都立新宿高等学校を経て[2]、東京大学薬学部を卒業後、毎日新聞社に入社。医学、生命科学、天文学、宇宙開発、火山などの科学分野を担当[1]。1988~1989年、フルブライト客員研究員(マサチューセッツ工科大学・ナイト・サイエンス・ジャーナリズム・フェロー)。1997年、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了(広域科学専攻)。1999~2000年、ロイター・フェロー(オックスフォード大学グリーンカレッジ)[3][4]
- 2010年、科学ジャーナリスト賞(『インフルエンザは征圧できるのか』(新潮社)の著作に対して)[5]
- 2019年、第35回講談社科学出版賞(「ゲノム編集の光と闇――人類の未来に何をもたらすか」)[6]
- 2020年、日本記者クラブ賞(科学報道を牽引してきた業績を顕彰)[7]
著作
[編集]単著
[編集]- 『ノーベル賞科学者のアタマの中――物質・生命・意識研究まで』(築地書館、1999年) ISBN 978-4806711872
- 『遺伝子問題とはなにか――ヒトゲノム計画から人間を問い直す』(新曜社、2000年) ISBN 978-4788507234
- 『生命科学の冒険――生殖・クローン・遺伝子・脳』(筑摩書房、2007年) ISBN 978-4480687746
- 『インフルエンザは征圧できるのか』(新潮社、2009年) ISBN 978-4103201212
- 『宇宙はこう考えられている――ビッグバンからヒッグス粒子まで』(筑摩書房、2013年) ISBN 978-4480688965
- 『ニュートリノって何? 続・宇宙はこう考えられている』(筑摩書房、2016年) ISBN 978-4480689542
- 『ゲノム編集の光と闇──人類の未来に何をもたらすか』(筑摩書房、2019年) ISBN 978-4480072023
- 『ウイルスって何だろう』(筑摩書房(ちくまQブックス)、2022年7月15日) ISBN 978-4-480-25135-0
- 『脳を開けても心はなかった――正統派科学者が意識研究に走るわけ』(築地書館、2024年) ISBN 978-4806716600
共著
[編集]- 『3日でわかる遺伝子 (知性のBasicシリーズ) 』(青野由利著、渡辺勉著、武部啓監修)(ダイヤモンド社、2000年) ISBN 978-4478860281
共訳
[編集]- 『遺伝子マッピング ゲノム探究の現場』(L. Wingerson/著 牧野賢治/訳 青野由利/訳)(化学同人、1994年) ISBN 978-4759802597
脚注
[編集]- ^ a b “略歴”. 2022年10月4日閲覧。
- ^ “新宿高校PTA のホームページ”. dev.ed2.jp. 2022年10月4日閲覧。
- ^ 『ゲノム編集の光と闇』筑摩書房、2019年、カバー頁。
- ^ “青野 由利 著者紹介 webちくま”. 筑摩書房. 2020年10月26日閲覧。
- ^ “科学ジャーナリスト賞2010 日本科学技術ジャーナリスト会議”. 日本科学技術ジャーナリスト会議. 2020年10月26日閲覧。
- ^ “講談社科学出版賞:講談社”. 講談社. 2020年10月26日閲覧。
- ^ “日本記者クラブ賞 日本記者クラブ”. 日本記者クラブ. 2020年10月26日閲覧。