靭帯
表示
靭帯(じんたい、羅: ligamentum; 英: ligament)は、骨同士を繋ぐ強靭な結合組織の短い束である。
性質
[編集]骨と骨を繋ぎ関節を形作り、また補強する役割を持つ[1]。主成分は長いコラーゲンの繊維である。靭帯には関節の可動域を制限する働きもある。なお、骨と骨格筋を繋ぐのは靭帯ではなく腱である。また、靭帯に関する学問は「靭帯学」(syndesmology) である。
関節包靭帯は関節包の一部となって関節を包み、機械的な強度を増すのに役立っている。関節包外靭帯は骨と骨の剥離を防ぎ、関節を安定させる役割を持っている。
靭帯には若干の弾性があり、張力がかかると次第に伸びていく。脱臼した場合、できるだけ早期に整復する必要があるのは、一つにはこのためである。治療が遅れると靭帯が伸び過ぎ、関節の強度が落ち、習慣的な脱臼の元になる。
種類
[編集]
|
|
|
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 監修山田敬喜、肥田岳彦『ぜんぶわかる 骨の名前としくみ事典』成美堂出版、2012年、19ページ、ISBN 978-4-415-31001-5
外部リンク
[編集]この節の外部リンクはウィキペディアの方針やガイドラインに違反しているおそれがあります。 |
- 症状・病気をしらべる|公益社団法人 日本整形外科学会
- 脊柱(腰椎・胸椎・頚椎・仙椎) ① 脊柱にある靭帯の特徴と緊張・制限作用 | 渡辺指圧マッサージ治療院 - ウェイバックマシン(2014年9月9日アーカイブ分)
- アスレティックトレーナーの基礎知識 投球障害 (投球傷害 肩 フォーム 痛み リハビリ トレーニング 等) - ウェイバックマシン(2010年3月15日アーカイブ分)
- 肘の靭帯→他の靭帯も網羅。(慶応)[要説明]
- 膝の関節を支える4本の靭帯について/位置・名称・機能・起こりやすいケガなど (注記:記事の執筆者および運営会社を明記していないサイト)
- Syndesmology - Human Anatomy→Gray's Anatomy[要説明]